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上の意向を汲むのは仕事じゃない #1204

お元気ですかー?
今日のnoteは「上の意向を汲むのは仕事じゃない」というテーマでお話します。

上司の意向に従うだけでは不十分

真面目で誠実な社員ほど、上司の意向に沿おうと懸命に努力します。あるいは、「上の意向を汲んで尽くすのが仕事だ」と信じている人も少なくありません。しかし、僕はこうした考え方は危険だと思っています。上の意向にただ従うだけでは、仕事の本質を見失い、最終的には会社全体の成果に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

例えば、「このサービス設計はお客様のニーズに合っていない」と感じても、その意見を飲み込み、上司の期待通りになるよう、お客様の声を報告してしまうことがあります。(もしくは都合悪いことは報告しない)
しかし、お客様の声が届かず無視した結果、顧客体験をそこない、自社離れを引き起こすケースも少なくありません。現場で働く社員こそ、最も解像度高く、実際の業務の中で多くの問題点や改善点を見つけることができる立場にあります。その意見が届かないことは、会社にとって大きな損失となります。

意見を出すことの重要性

僕自身、かつては「上の意向に従うことが仕事だ」と考えていた時期がありました。上司の指示通りに動くことが「正しい」と信じ、上司の望みそうなことを実現するのが仕事だと信じていました。
しかも、良くないことに、僕はベストではないサービスを売ったり、上司の希望を強引に叶える才能が少しあったのです。
如実にその悪影響が出たのは、ある支店で営業をしていた時のことです。僕はお客様のニーズにしっかりハマっていないサービスをガンガン売っていました。そして、隣の支店では同い年の営業がお客様の声をしっかり社内に届けながら、そして、サービスに反映させながら営業していました。隣の支店の売上は僕の半分。そして上司は思い通りにいかないからイライラ…
僕は隣の営業を見て「センスねーなー、上司の望む結果を出さないヤツはダメだな!」と思っていました。

しかし…3年がたった頃、その売上は逆転していました。お客様のニーズからズレたサービスを売り続けた僕は早々に頭打ちになり、お客様の声を反映した隣の支店は加速度的に売上をあげていました。
そして、その営業は支店長に出世し、僕は平社員のままでした。
この時、僕は上司の望みを形にしたり、都合の良いことだけを報告するのは仕事として落第であることに気がつきました。

上司との衝突を恐れない

僕が体験したように、上司の意向に従うことが全てではありません。むしろ、それだけに終始する会社員はギリギリ失格だと思います。
時には、上司に異議を唱えることや都合の悪いお客様の声を届けることが必要です。
しかし、実際にそれを実行しようとすると、結構怖いですw
本当は心理的安全性の高い環境を上司が作るべきですが、それでも怖いものなので、都合が悪いことと向き合い、社内で衝突を重ねることがお客様のためで、会社のためであると信じて行動するのが大切だと僕は考えています。会社全体とお客様のために、リスクを取ってでも意見を出したり、事実を伝える方が、圧倒的に良いです。そうした行動が取れる社員が多く、そうした行動を取れる環境があることこそが、長期的に会社の成長を支える大きな力となるのではないでしょうか。

最後に

今日のは「上の意向を汲むのは仕事じゃない」というテーマでお話しました。
仕事において、上司の意向に従うだけでは不十分です。現場で働く社員が持っている情報や意見を積極的に上司に伝えることで、会社全体がより良い方向に進んでいくことができるのです。上司の意向を汲むことが仕事だと勘違いせず、現場としての誇りを持ち、自分自身の意見をしっかりと持つことが重要です。そうすることで、仕事の質も向上し、自分自身にとっても、会社全体にとっても大きな利益をもたらすことができるのではないでしょうか。
では、また!


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櫻井 諒|あえて今の仕事を選んでいる人を増やす
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