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タックマンモデルのマネジメントを機能させる方法

こんにちはー!
今日のnoteは「タックマンモデルのマネジメントを機能させる方法」というお話です。

タックマンモデル信者

先日、↓自己紹介についてのnoteを書いたときに、自分の得意分野に恐れ多くもタックマンモデルによるマネジメントというメモをしておりました。
それをきっかけに、タックマンモデル信者の僕が、実践でタックマンモデルを機能させる方法をまとめてみたいと思います。

タックマンモデルは、チーム形成をもっともなステージに分けて解説してくれていますし、混乱期への向き合い方もノウハウが公開されているのですが、意外とうまく行かないところがありますよね。

僕は、うまく行かない原因に気が付いています。きっと、タックマンモデルに躓いた方は全員、同じミスをしているはずです・・・!(偏見)


混乱期がすべて

タックマンモデルは、5つのステージでチーム作りを行うよう提唱しています。
形成期、混乱期、統一期、機能期、散会期の5つに分けられており、それぞれ、そりゃそうだよな・・・っていうステージなのですが、↓のような記事や書籍での解説でも最も肝要なのは「混乱期」の向き合い方であるという考えは共通しています。


タックマンモデルとは、すなわち「いかに混乱期を乗り切るかにより、チームを強いものにしていく」というものだとも考えられます。


混乱期の乗り越え方

多くの解説で出てくる混乱期の乗り越え方には、以下のようなものがあります。(僕が大切だと思うものを抜粋します)
・チームの目的やビジョンの明確化をする
・一人ひとりのWillとMustのベクトルを合わせてモチベーションをあげる
・一人ひとりの業務と責任の範囲を明確にする
・納得いくまで議論する

他にも、お互い(とタックマンモデル)を理解するためにゲームのようなものをしたり、心理的安全性を担保して対話を増やしたり、そのためのコミュニケーションツールを導入したりなんて言う手法がありますが、今あげた4つを押さえれば、混乱期を乗り越えることができます。(僕の経験上ですけど)

ただ、先ほども言ったように、それがなかなかうまく行かないのです。
僕はタックマンモデルを活用しているマネージャーよりも、机上の空論的に捉えているマネージャーのほうが多く知っています。

なぜ、うまく行かないのでしょうか。

それは、一つのコツを抑えられていないからです。そのコツとは、

・チームの目的やビジョンの明確化をする
・一人ひとりのWillとMustのベクトルを合わせてモチベーションをあげる
については最初から(形成期から)やっておく

ということです。

タックマンモデルが機能しないときに起こっていることは、混乱期にいきなりチームの目的やビジョンが発表されたり、急に「あなたのやりたいことは?」とか聞かれるという現象なのです。

チームの中で個々人の思いや意見がぶつかっているときに、急にそんなことをマネージャーが言いだしても、取ってつけたように感じられて逆効果になりかねません。

いや、なりかねないというか、僕の場合は逆効果になったことが2度ありますw

実は、この2つは初めから取り組んでいないといけないのです。

具体的には、チーム発足の時から
①チームの目的とビジョンは決めておき、繰り返し周知されている
②1on1などを通じて、一人ひとりのWillを把握し、それも踏まえて目標設定がされている

という状況である必要があります。

混乱期の後、議論の末にビジョンが変わったり、一人ひとりのWillに変化があったり、目標が変わることは当然あります。
しかし、その前から真摯にマネージャーやリーダーが、チームの使命やビジョン、メンバーのビジョンに向き合っていないと、議論や役割分担、統一期へのステップが進んでいかないのです。

もしくは、ぶつかるべき指針や課題(=ビジョンかもしれない)がなさ過ぎて、混乱期がやってこなくて、とりあえずいつもやっている業務を当たり障りなく繰り返したり、逆に無理な業務負荷の職場ならそのまま、メンバー同士、メンバーとマネージャーがぶつかることなく目の前の問題は山積みのままでブラック化が進んでいくなんてことになってしまいます。

僕は、もはやタックマンモデル信者すぎて、混乱期を待ちどおしくするようになっていますがw、チーム形成のためには、混乱期は必ずやってきます。
新任のマネージャーは、
①チームの目的とビジョンは決めておき、繰り返し周知されている
②1on1などを通じて、一人ひとりのWillを把握し、それも踏まえて目標設定
ということは初めから、真摯に丁寧に取り組んでおくことをお勧めします。


最後に

今日は「タックマンモデルのマネジメントを機能させる方法」というテーマで、偉そうにも僕が得意としているチーム作りの方法をご紹介しました。
いつもよりは断言気味の言い方になっていますが、一応、マネージャーとして10年近く拘ってきた部分なので頑張って自信を持って書いてみました。
誰かの参考になれば嬉しいです。

では、また!





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