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人材派遣営業の教科書 第二章 人材派遣営業が守るべき10の掟 ①自分のために嘘をつかない

こんにちはー!
人材派遣営業の教科書の第二章に入ります。
無理なく、持続可能な人材派遣営業を提唱する私による、鉄の掟が10個という矛盾に溢れたマッチョなテーマです。

ツラくなく、貢献度の高い人材派遣営業になるための掟と考え方をお伝えする予定です。


誠実≠正直

今日のテーマである「自分のために嘘をつかない」とは、言い換えると、誰かのためなら噓をつくということです。
もっと言うなら、正直であろうとするのではなく、誠実であるほうが良い仕事ができて楽になっていくということです。(嘘、大げさ、まぎらわしいをしないのは大前提です)

僕は昔、ある大口の派遣先を出禁になったことがあります。

僕「職場見学と称して面接するのは違法です!」
派遣先「ずっとそのようにしてきたのですが、私どもが悪いことをしているというのですか!?」
僕「・・・悪いか悪くないかと言われれば、悪いです・・・!」
派遣先「・・・(顔、真っ赤)」

という会話をしたからです。

この時の僕は、正直ではあるけども、誠実ではなかったのです。
これでは、人材派遣営業として役に立てないし、仕事もめちゃくちゃしんどくなってしまいます。


辞書的には、正直とは「正しくて、うそや偽りのないこと。」のことです。

誠実とは「私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。」です。


ちょっとわかりにくいですね・・・真心というのがポイントになるでしょうか。

僕は、そんな誠実と正直の違いを、「誠実とは、言動の結果にも責任を持つという点で正直とは違う」と定義しています。


例えば、「臭い」と思った相手に「臭い」と言ったとします。(なんだその喩w)
すると、臭いと言われた側は極端に傷つきます。少なくとも、においのケアをしようとか前向きな結論にもなりにくそうです。

臭いと伝えることが、その人がにおいケアを始めたり、その人のためにこそ気が付いてほしいという結果を求める誠実さからくるものなら、伝え方は変わってくるでしょうし、時には正直に伝えるということをしないという選択も大切になります。

人前では「臭くない」と嘘をつき、個別に真実を伝えるなんてことも出てくるのです。

これが、誠実であるということです。


僕は、嘘をついたり、大げさなセールストークをする人材派遣営業は仕事を楽しめないし、長い目で見た貢献はあまりできないと思います。
一方で、素直だったり、正直であったり、それだけで人材派遣営業が楽になるわけではありません。

相手(派遣先も派遣スタッフも)のために、インスタントな嘘や偽りのセールストークをしないで、誠実に提案、コミュニケーションをしていくと楽しいし、売れるようになるし、貢献できるということを言っているのです。


その行動がどういう結果をもたらすことができるのか、責任を持つ

誠実=言動の結果にも責任を持つと言いました。
僕たち、人材派遣営業は派遣スタッフ方の未来や人生に大きな影響を与えるからこそ、その言動のもたらす結果に責任を持つことが大切だと僕は考えています。
また、派遣先においても、知らなかったり勘違いしている法律などについて、真摯で誠実なアドバイスが大切です。

嘘をつきたくない、正直に営業したい

結果に対して責任を持てていないので望ましい結果にならない

正直者がバカを見るから人材派遣営業って最悪!

↑のようになっている人を僕はたくさん知っています。
正直な人が業界からいなくなり、嘘つき、いや、中身のないセールストークにたけている人が業界に定着していく(偏見)構造になっているように見えてしまう仕組みはこのように誠実さと正直さを間違えてしまうことから始まります。(あくまで、そういう偏見があるかもしれないという話です!きっと、素敵な人材派遣営業のほうが多いはず・・・!)


誠実さは天然ではない

ここでひとつ、正直の罠にかからないために気を付けてほしいことをお伝えします。
それは、誠実さが天然ではないということです。
正直は天然ですが、誠実さは天然ではないのです。

誠実というのは、ひたすらに誠実であろうとした努力の先にしかないのです。

「聞かれたので、正直に答えました。」
「事実なので、そのままお伝えしました。」

こういう言葉は、正直ではありますが、誠実ではないことが多いです。

また、誠実な誠実であろうとする人がマネージャーになって、パワハラで訴えられることはあまりないですが、正直さや素直さを武器に出世した人が、メンバーにも正直なコミュニケーションを取ることでパワハラになってしまうことは何度も目にしてきました。

誠実さは、誠実であろうとした結果に責任を持つ姿勢の先にあります。
ただ正直であるのではなく、誠実であろうと努力することがとても大切なのです。




最後に

今日は、人材派遣営業の教科書の第二章として「人材派遣営業が守るべき10の掟 ①自分のために嘘をつかない」というテーマで誠実であることの大切さをお話ししました。

次回は、10の掟の2つめとして『「人」を売らない』というテーマで解説します。
僕らの仕事は人身売買と紙一重。でも人身売買は犯罪ですよ!というお話です。

では、また!





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