
【キャリコン勉強】キャリアカウンセリングの理論(バンデューラ)
今日は何の日
3月7日 消防記念日
1948年(昭和23年)、消防組織法が施行されました。明治以来、消防は警察の所管でしたが、この日から自治体消防組織として独立し、消防庁が開庁したことを記念して制定されました。
アルバート・バンデューラ
1925年− カナダ人 心理学者
従来の学習理論が、学習する個体自身の経験を前提としていたのに対し、学習が他の個体の行動を観察することによっても成り立つことを実証し、新たな理論づけを行った。
1990年代に提唱された自己効力感についての理論は心理学にとどまらず、教育学や社会学にも大きな影響を与えた。
社会認知的キャリア理論
✅社会認知的キャリア理論とは
興味、能力、価値観、意図、目標、自己概念及び自己効力感などがどのように相互作用し合い、何の影響によって変化するのかということを整理統合した理論。
✅三者相互作用
三者が互いに影響を及ぼし合う
SCCTモデル
レント、ブラウン、ハケットの3人は、三者相互作用に「自己効力感」「期待結果」「目標設定」を追加した。
本人の捉え方次第で自己概念を始め、行動、環境のあり方まで変化する
自己効力感
✅自己効力感とは「課題に必要な行動を成功裡に行う能力の自己評価」
自己効力感の形成や変容に影響を及ぼす4つの要素
1)個人的達成 自ら成し遂げた経験
2)代理学習 他者の経験を観察し自分にもできそうな気分になること
3)社会的説得 周囲や人からの励ましやサポートを受ける
4)情緒的覚醒 リラックスした前向きな心理状態
結果期待
✅結果期待とは「特定の行動を遂行した後の成果についての個人の予測」
1)物理的な成果 報酬や賞など
2)自己評価的成果 自己の内的基準を達成したことへの達成感
3)社会的成果 周囲の評価
目標設定
✅目標設定とは「人が特定の課題に対し、結果を出すために設定するもの」
まとめ
自己効力感が低下している人への支援は、周囲からのサポートが必要ですが、そもそも低下してしまった原因を見つけ、その原因を取り除くことをしないと自己効力感は上がらないのではないかと思います。
相談者の迷いや不安に寄り添い、根気よく様々な可能性を模索していくことが求められるのではないでしょうか。