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休校中のICT的対応 2nd Season
皆さん、こんにちは。
この4月から小学校に勤務し始め、はや(まだ?)3週間。
これまで、ひたすら報告文書処理とコロナ対策に追われてきました。
前任校の楢葉中学校では情報担当として、3月の休校直前から約1ヶ月にわたり、ICTによる対応を進めてきました。
その時の対応については、以下のマガジンをご覧ください。
はじめに
異動先の小学校では、前任校での経験を生かして少しでも先生方のお力になれればとずっと思っておりました。
新しい職場では、小学校という学校がらか、先生方がそれほどICTを必要としていなかったため、先生方のICTリテラシーやスキル育成については伸びしろたっぷり!!でもそんなこと悠長に言ってられません。もしまた休校になっても困らないよう、休校中に教員が様々な問題をICTで解決できるように準備を進めていました。
この短期間でできたことは、eboardの紹介プリント配付や、教員、児童分のまなびポケットやGoogleのアカウント取得。
小学校のICT支援員さん(広野中時代の教え子のスーパーウーマン。こちらから言わなくても、やってほしいことをいつの間にかやってくれてます。前任校(楢葉中学校)の支援員さんとともに、この学校にはなくてはならない方。カッコ書きがこんなに長くなってしまいました、、、。)に、かなり助けていただきました。
次第に職員室でも、ICTの研修会をしようかという流れになり、待ってましたとばかりに研修の機会を設定しました。
突然の再度休校宣言 そして教員研修
そして先週、いざ先生方に研修を受けてもらおうと思っていたら、突然の休校。
「間に合わなかったか〜、、、」
と、少しがっかりしましたが、がっかりしている暇はない。
研修主任の先生にお願いし、休校中の教員ICT研修会を設定していただきました。
それが本日。
私は、
「まあ最初だし、まなびポケットに慣れてもらって、eboardで遊んでもらえばとりあえずいいかな。」
と思っておりました。
がしかし、ふと夜中に目が覚め、Facebookを開くと「まなびポケットの稲田さん」の投稿が!
「今日の私の研修とほとんど同じ内容ではないか〜!」
「しかも稲田さんの内容の方が全然いいし、おしまいにはGoogleフォームでアンケートまで体験してもらってる!!」
というわけで、脳内物質が出まくったため睡眠は夜中の2時で終了し、プレゼンの資料作りに勤しみました。笑
今日の研修内容
今日の内容はこちらです。
1 まなびポケットについて
まずは、まなびポケットから。
まなびポケットは、先生と子供をつなぐプラットフォーム。
事前にICT支援員さんにお願いして、校務用PCのデスクトップにショートカットを作成していただきました。
朝9時になり、プレゼンスタート!
皆さんには、まなびポケットにログインしていただくところから始めました。
しか〜し!
ログインできない先生が半数。
一度にたくさんの方がログインしようとしたためLANが混乱したのかと思います。何度か挑戦していただき、なんとか皆さんまなびポケットにたどり着くことができました。
最初のログインでつまずいてしまったまなびポケット。
先行きが不安なまま研修がスタートしました。
まなびポケットでできることは以下のようなこと。
体調管理などの学級活動
体調管理です。先生方はおもしろコメントをたくさん書いてくださいました。
簡単な課題
「クイズ形式も出せますよ」とアナウンスしたら、先生方、いきなり問題を作り始めてくれました。小学校の先生方の行動力、アイディアには脱帽です!
小学校問題、、、私には難しかった。笑
動画リンクの添付
学校関係者だけに見せたい動画のリンク先をまなびポケットで紹介すれば、限定公開ができます。
昨年度末はコロナウイルスのためにALTの離任式ができなかったため、動画をYouTubeで限定公開し、生徒に配信しました。
生徒はまなびポケットを通してALTの先生に感謝の気持ちを伝えることができたので、擬似的な離任式ができました。
2 eboardについて
eboardさんには、前任校で導入させてもらってから、ずっとお世話になっています。このことについては、これまでfacebookやnoteにも書いてきました。
現在、休校で今まで以上の方々がeboardに集中ログインしているためか、個人ユーザーやまなびポケットからログインするユーザーは使用できないことになっておりました。そこで先生方にはログインせずに問題を解いていただきました。
ログインすると、管理者は児童の学習履歴や達成度を把握することができます。
勉強しろ!とは子供にあまりいいませんが、子供たちも自分の履歴が残ることでさらにやる気が出るのでしょうね。
3 Googleフォームでアンケート
どさくさに紛れて、最後に研修の振り返りをアンケートで答えてもらうことにしました。
このフォームは、冒頭で紹介したまなびポケットの稲田さんのnoteを読んで触発されたものです。ほぼパ◯リ!!
回答結果を見ると、先生方にはほぼ満足していただけたようでした。
まとめ
今回は休校中の小学校でのICT対応について書きました。
いろいろとやってみて、小学校で抱えているICTの課題も出てきました。
・ 1〜6年までを一括りに捉えられない(中学校は全学年で対応できても、6学年まとめて同じ対応は難しい)
・ タブレット等で学校とやりとりが自由にできそうなのは、4〜6年生
・ 低学年は、接続等で親のサポートが必要
・ 低学年はローマ字入力ができない(ローマ字は3年生?から。フリック入力や音声入力などで対応できるかも。また、体調報告についてはアンケート形式にすれば楽になる)
などです。
課題は山積ですが、様々な制限があった方がやりがいも出てきます。
まなびポケットの使用については、4〜6年生には教師と児童でやりとりができるように、1〜3年生は保護者との連携ができるようになど、グラデーションをつけて対応していきたいと思います。
今回先生方にまなびポケットに触れていただき、問題作成など新たな視点をいただきました。
また、写真添付などうまくいかないところも出てきました。
これは稲田さんにも報告し、協力していきたいと思います。
次は、なんちゃってオンライン授業をやってみようかな?