本が苦手な人は、文庫本を買ってはいけない。
よく友人とバイクでツーリングに行くのですが、休憩中にこんな雑談をしました。
私「最近本読む時間が増えたんだけど、何か読んでる?」
友「俺、活字読むと頭痛くなっちゃうんだよね」
こんな感じの人いますよね。
でもそういう人って対面でのコミュニケーションが得意だったりするので、長所と短所は表裏一体だなと思います(笑)
世の中には本を読むのが苦手な人がいます。
また、何か知識を知りたいと思ったら、欲しい情報をウェブ記事や動画から得られる為、書籍という活字媒体にこだわる必要は無くなりつつあるのは事実です。
ただ、比較的正しいと思える情報を手に入れるという点では、未だに活字媒体は信用度が高いというメリットがあります。
なんとなく信用できると言っているわけではなく、以下の強みがあります。
•何万文字という単位で文脈立てて説明しているから
•校正が行われた上で出版されているから
その他にも、著者の経歴や過去の著書との関連性なども考えられるでしょう。
少し話が逸れましたが、
本にしかないメリットがあるという事です。
ではなぜ、私が文庫本サイズの本を買ってはいけないといったのか?
ページがめくりずらいからです。
それだけ?と思いますが、それだけです。
以前は、文字サイズや行間隔が文庫本だと小さく活版印刷だと読みずらいという問題があったそうです。
しかし、最近では文庫本と単行本で文字変わらず、文字サイズは9pt前後になっており、行間隔もほぼ同じになっています。
それでも違いが生まれてしまう点は、「紙の厚み」であると思っています。
文庫本はポケットにしまえるほどのコンパクトさが武器であるため、単行本よりも紙が薄くなってしまいます。
文庫本の紙には「指の腹に吸い付くような感触」をもとめて製紙会社と開発を行っているという話をどこかで聞いたことを思い出しました。
逆に単行本はコンパクト化の必要がないため、紙の厚みに余裕を持たせたり、テクスチャにこだわる余地があります。
手触り・紙の色・凹凸模様などの特殊加工まで、様々な工夫を凝らした装丁を見かけますし、本のキャラクター付けに一役買っています。
単行本の紙をめくる際は、「指の腹からはじき出すように」1ページをめくるでしょう。
文庫本と単行本で比較すると、読み進める際にページめくりでストレスを感じにくいのは単行本だと個人的には考えています。
あと、本が苦手な人が頑張って1冊読んだ際、視覚的に満足できるのはどちらだと思いますか?
どうせ同じ文字数を読むなら、サイズが大きい単行本のほうが達成感もあって幸せになれるのではないでしょうか。(笑)
本が苦手な人は、本の内容を深く理解しようと努力するよりも、少しでも興味を持った一冊を読み切ることを目標にしましょう。
本を読むことは、読み手の人生へ何かを問いかけ、気づきを与えてくれるきっかけになりうるので、ぜひ習慣化するためにも単行本を選ぶことをおすすめします!