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天王寺動物園大改造


1915年にでき、来年開業110周年を迎えます。
そこで、

  • いのちの大切さを再発見し、動物のための動物園を作る

  • 都心の動物園としての役割

  • 利用者目線の動物園作り

などを意義・目標として据えて「天王寺動物園101計画」が策定されました。

整備計画
工期日程

R6(2024年)のうちに展示エリアのほとんどが改修されます。

では、今回の改修で何が変わるのか確認しましょう。

1.ゾーニング(再整備)を実施

園内のほとんどの施設が再整備対象となっています。

・海洋動物ゾーン

躍動感あるホッキョクグマとアシカとペンギンが回遊する様子を見られる施設に。

・ふれあい家畜ゾーン

ヤギやヒツジ、ウサギなどが展示されます。
来園者が触れ合うことが出来るのと同時に、命の大切さを学べる展示もあります。

・アフリカの森ゾーン

チンパンジーたちが自然界と同様に暮らせるような環境が作られ、高度な社会性を持つ彼らの日常を見ることが出来ます。

・東南アジアの森ゾーン

フクロテナガザルやマレーグマ、ベニジュケイなどが過ごし、フクロテナガザルの自由自在に動き回る姿が展示されます。

・日本の森・里山ゾーン

二ホンジカや二ホンイノシシなどを飼育することで日本に住む彼らの存在を理解することが出来る空間となります。

・アジアの森ゾーン

アジアゾウが過ごします。
ゾウの取り巻く問題点を提起する場となります。

・新夜行性動物舎

エジプトルーセットオオコウモリなどが過ごします。
展示場が洞窟のような空間となっていて、五感で動物たちの住む空間を学ぶことが出来ます。

・適応の世界エリア

多種多様な動物たちの特徴や生態を個別に学べる空間です。

・アジアの高地ゾーン

チュウゴクオオカミ、レッサーパンダたちが過ごします。
オオカミの群れ行動、レッサーパンダの樹上生活を見せるものとなります。

・新猛禽舎

二ホンイヌワシなどを躍動感を感じながら見ることが出来ます。
また、それと同時に繁殖しやすい空間を作ります。

・オセアニアの草原ゾーン

カンガルー類やエミューなどが展示されます。
その展示場内をウォークスルー形式で観覧でき、彼らの生態を直で体験できます。

・タイガの森ゾーン

アムールトラの威圧感や迫力を感じられます。

・将来ツル舎

ナベヅルや二ホンコウノトリなどを展示し、彼らの繁殖を促進させ、希少種を守る取り組みを行います。

・南米の森ゾーン

ジャガーなどが展示されます。密林での人が入り込めない日常生活を見ることが出来ます。

・てんしばゲートひろば

コアラ舎ができる予定です。
動物たちについての実験室や勉強する場にもなります。

・新世界ゲートひろば

レストランやカフェ、休憩所などが作られます。

2.生態的展示の拡大

現状ではアイファー(爬虫類生態館)、サバンナゾーン、鳥の楽園のみ

先の項目で記したように生態的展示エリアが格段に多くなります。
例えば、ホッキョクグマやゾウ、猛禽類や霊長類などが該当します。
これは園内施設の大半にあたり、これまでよりも各動物たちの自然体な様子を体験できるでしょう。

3.バックヤード、病院の拡大

・新病院・研究棟/調理場

動物の健康を維持するための栄養・医療供給、動物園でしかできない動物の保護・研究や外部とのサポートなどが行われる予定です。

・非公開飼育エリア

繁殖を行ったり、高齢や病気などで展示が難しい動物たちが過ごす空間となります。

最後に

最短で今年度中に先にあげた獣舎が出来上がります。
来年開園から110周年を迎え、来園者にも飼育動物たちにも寄り添った動物園に生まれ変わるでしょう。
今後も楽しみです!!

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【参考】

・新獣舎整備計画 令和4年1月

https://www.tennojizoo.jp/wp-content/uploads/2022/05/shinjyusyakeikaku.pdf

・天王寺動物園 101 計画

https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/cmsfiles/contents/0000383/383054/101keikaku_honpen_new.pdf


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