宇野港芸術映画座 10回目のテーマは「パレスチナ」
宇野港芸術映画座 今秋冬はオンライン上映
瀬戸内海国立公園指定90周年の2024年、直島はじめアートの島々へ本州玄関口でもある宇野港(岡山県玉野市)で始まった Uno Port Art Film Forum 宇野港芸術映画座(通称 ウパフ UPAF)。
記念すべき10回目 この秋 開催されています。
今回メインはオンライン開催。なので全国どこの方でもご視聴いただけますよ。(9月27日〜12月26日 /3週に1度のペース)
映画座メインテーマの「生きる・創る・映画」はそのままに第10回目となる今回のテーマは「パレスチナ」。パレスチナの歴史がまるわかりしつつアート性にも優れた5〜6作品を上映されます。そのほかの国々からの作品も上映予定です。ドラマやドキュメンタリーなど、ジャンルは多岐です。
内側でスタッフみんなが奮闘してますが、UPAF NPO社員の一人であるぼくは今回も観客兼PR部員をしております。
▼ 2024 UPAF公式サイト
共同主宰のひとりで本映画祭キュレーター アメリカNY在住のタハラレイコからの「パレスチナ」を10回目のテーマに決めたその想いもぜひ読んでみてください。
▼この海の塩 (Salt of This Sea)日本初上映
2010年 宇野港から始まった対話型の映画祭
宇野は、ぼくにとっても大事なふるさとの港。UPAF 10回目が、全国の多くの方と分かち合って感想を語り合い過度なエンタメに汚染された時間から生身の自分で動き出すエネルギーを感じられるような映画祭になれば。今回もすごく楽しみです。
2010年から始まったUPAFはぼくの地元でもある宇野港(玉野市)の港前の空き地にて野外上映をしてきました。
世界で起きているさまざまなトピックスを取り上げた海外の秀逸なドキュメンタリー作品。また日本の配給市場にはのらないけれど、世界的に注目を集める優れたアーティストの作品たち。UPAFはこれまで上映作品のキュレーションにもこだわってきました。もちろんスタッフ自ら翻訳しテロップ入れまで行うため相当な作業コストがかかります。
上映後、監督や製作者たちと劇場スクリーンを繋いで観客とオンラインでの対話の時間を設けてきました。映画の媒介にしつつ、製作者と日本の観客がスクリーン越しに繋がる素晴らしい時間でした。
田舎育ちで良くも悪くも、隔絶された閉塞的な地方の里山で育ったぼくには、ふるさとの港町で地元の人と海外の旅行者と入り混じった世界とリアルにつながるような劇場・そしてオープンな対話の場が毎夏作れることに、郷愁ではなく興奮を覚えていました。
宇野港は、今では瀬戸内アートを訪れるたくさんの海外からの旅行者が毎日通り過ぎる港町になりました。瀬戸内国際芸術祭の発展とともに港前の空き地も開発されてきて使えなくなり、コロナ禍を経てオンラインで全国配信へと形は変わりつつありますが、UPAF は UPAF です。
作品観た人は、ぜひどこかで語らいましょう。
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▼ 宇野港芸術映画座2024 上映作品は下記にて紹介されていきます。ぜひチェックを。チケット購入もこちらから。
メディア関係・報道関係のみなさまへ
本年9月〜12月 宇野港芸術映画座のテーマは「パレスチナ」。日本初上映を含む作品たちも配信中。
2023年10月7日 イスラム組織ハマスがイスラエルへの攻撃を開始。イスラエル側も激しい空爆で応酬し、そこから1年。泥沼の状況はエスカレートするだけでなく、一般市民・子どもたちを巻き込むガザの惨状からは、ジェノサイドそのものを疑う余地はないでしょう。
このタイミングで開催する宇野港芸術映画座 10回目。パレスチナのドキュメンタリー・作品たちを通じて、日本でも多くの方にご注目いただく機会にしたいです。
ぜひメディア関係・報道関係の皆様も取材や紹介などでお力添えいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。