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瀬戸内の島々にある「足跡」

(post FB 6/9 2021)

ぼくらが今日買ったものには
商品裏ラベルには書かれていない「足跡」がついています。

天然資源の足跡、二酸化炭素の足跡、水資源の足跡・・・
 

その足跡をたどると
100年前の瀬戸内海の島々に着きました。
そこは、島の銅の精錬所たち。

ぼくが小さい頃、生まれ育った海沿いの木々も、目にした瀬戸内の島々の木々も幼かった。それは元々の植生だと思っていた。でも違いました。

島の植物たちは100年前、枯れてしまった。島の対岸の田畑までダメになった。

いま瀬戸内の島々の木々が幼いのも、植生が若いのも、それが普通だとばかり。実はまだ復活の途上。いわばもののけ姫のエンディングの山々状態だ。

デイダラボッチの怒りのその後に・・・


そう。瀬戸内の島々に幼い木々が多い理由は、
実は明治の環境負荷の「足跡」そのものでした。

岡山県 犬島 銅の精錬所後(現在は美術館に)


東京の電気の足跡は、福島に続いていました。
日常食品の足跡は、中国に続いています。

ファーストフードのお肉の足跡は、アメリカに。
プラスチック製品の足跡は、大気中のCO2に。
 

足跡が見えなきゃいいのかなぁ。
足跡が遠けりゃいいのかなぁ。


G7、もうすぐです。






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