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コモンの場づくりを支える共創メディア (ゆめのたね放送局)



ゆめのたね放送局 開局9周年


インターネットラジオ局 ゆめのたね放送局が2024年 6月1日 に開局9周年を迎えました。おめでとうございます。

全国のパーソナリティ現役やご経験のみなさん、そしてゲスト出演者を含めるとこれまで数万人の方々のお力で、共に丸9年。PARK STARSとしても開局前から微力ながらパーソナリティ養成研修や組織運営支援などでサポートしています。

今秋には 13か所目となる京都スタジオも開局予定。現在 市民パーソナリティ900名が所属され、それぞれ独自の番組を毎週放送中です。

ゆめのたね放送局9周年記念式典&パーティー in横浜ダイジェストムービー

2024年7月27日(土)ゆめのたね放送局の9周年を祝して9周年記念式典&パーティーが横浜中華街にある異国情緒を満喫できる老舗ホテルローズホテルにて開催されました。北海道から沖縄まで、全国のゆめのたね関係者が一堂に会する場で普段は会えない素敵な仲間との交流の場となりました。

(繰り返し話していることですが)

ゆめのたね放送局は、広告収入に頼らず、市民パーソナリティひとりひとりの会費で運営していることで、個人の裁量で自由で伸び伸びとしたコンテンツを継続的に生み出すことができています。


共創メディアの真骨頂は、繋がる場づくりにあり


サスティナブルな社会への流れ、そしてコロナ禍を経てさらに、経済学者 故 宇沢弘文さんの提唱した「社会的共通資本」(Social Common Capital :略 コモンズ)が再注目されています。

社会的共通資本には「自然資本」「社会的インフラストラクチャー」「制度資本」 があるとされています。社会インフラや制度資本の一つとして、コミュニティネットFMなどのラジオ局も増えてきています。とはいえ、特に阪神大震災から広がった各地のコミュニティFMの中には、存続が難しくなりやむなく閉局されているケースも多いです。

存続できる理由は何なのか?

発信するだけを目的にしているのか、メディアを通じて共創し繋がる場づくりに取り組むのか、その違いです。

後者は結構地味で、発信者ひとりひとりにとって知恵と汗と継続性と責任が伴います。それこそが裁量権だからです。「共創」は決して「ボトムアップ」ではないんですよね。

「共に創る」とは、いろんな人が汗をかいて目的と目標こそ共にしながらも好き好きな自由な絵を描くこと。そうした地味で責任を伴う共創メディアがあってこそ、一般市場の広告・広報メディアだけだと難しい「コモンの場」が育っていくのだと思います。
 
社会にゆるく開かれたコモンな場から「新しい豊かさのスタンダード」が
生まれていくのさ。・・・そう 言い切ってみましょうか。

ちなみに「幸運が生まれやすい場」のことをセレンディピティフィールドと言うそうです。(そういう場こそ大人が作んないと、いいかげん、ダメじゃろー。)


全国各地で展開している ゆめのたね × SDGs

 

ゆめのたね放送局 は、2015年6月の開局から全国12スタジオに広がりパーソナリティも900名以上在籍。2024年秋には13スタジオ目となる京都スタジオが誕生予定です。そしてラジオ番組企画・配信を活かした「人の夢を応援するコミュニティ展開」も広がりを見せています。

連載【ゆめのたね × SDGs】(寄稿:幸田リョウ)では、ゆめのたねパーソナリティの方の主体的かつ独創的なSDGs溢れる活動をご紹介しています。コミュニティデザイン・ソーシャルデザインを専門とする視点も交えてお伝えしています。ぜひご一読ください。

1  高校生ラジオコンテストの取り組み
・「ラジオ甲子園」〜高校生たちの自己表現が溢れる30分間〜
・多様性って、「壁」を軽やかに飛び越えることなんだ。
・大人たちの力を思う存分に借りていい。ラジオ番組づくりから得られる自己表現と自己実現

2  地球水族館から広がる瀬戸内海ビーチクリーン
・瀬戸内海で最もゴミが漂着する浜から
・ラジオでの出会いから、すぐさま伊方町 御所ケ浜へ
・環境保全の枠を超えて、地域の魅力をみんなで紡ぐ

3  ミリオンハートプロジェクトによるAED設置支援
・アートの力で、不足地域にAEDを寄贈するプロジェクト
・ハート(良心)が広がることでハート(心臓)を守れる街に
・2018年 ゆめのたね放送局でチャリティ展の開催がきっかけに
・選びとったハートの一枚が贈与の大きな渦へと変わる

4  農業をメジャーにする男
・自動車の街に広がる「春キャベツ」の畑
・農家とラジオパーソナリティの二刀流にこだわる
・農家をメジャーに。農業で夢を叶える人を増やしたい

5  青森にチャンスとチャレンジを広げる「あおもりラジオくらぶ」
・青森で「生きる、暮らす」に寄り添うラジオ局
・青森市民ラジオ局として羽ばたき始めた「あおラジ」
・手を取り合い、粘り強く地域と伴走する
・応援はどこかで繋がり、驚くような力に変わる

6  DJ SHIHOが伝える「心のバリアフリー」
・ピアニスト西川悟平さんが毎年ゲスト出演
・恥ずかしがり屋の少女がDJ SHIHOに生まれ変わった日
・まちぐるみのバリアフリーに取り組む明石市を発信
・「心のバリアフリー」が広がるとき、障がいは障害ではなくなる

7  本当の声を聞かせてくれる「まゆうのふくし橋わたし」
・ボイスレコーダー片手に走っていく。福祉の現場へどこまでも。
・あなたにも聞かせたい番組を。きっかけは点字ブロック。
・「知らない」からこそ電光石火で会いに行く。
・同じ気持ちで爆発しそうな仲間ときっと会えるよ。





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