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【ドローン国家資格】合格者が語る 二等学科試験のココが出る! #40
こんにちは。キタハラです。タイトルにもある通り、ドローンの国家資格「二等学科試験」の頻出ポイントについて、1記事1ポイントずつ、実際に出題された過去問題と、その解き方について投稿していきます!
それではみなさんも国土交通省の教則(第二版)をお手元に用意ください。
(📘ダウンロードはこちら)
今回の出題範囲
今回も…
「無人航空機の機体の特徴(飛行方法別)」 です!
→国土交通省航空局の教則(第二版)P.31
それでは過去問題解いていきましょう。
Q.目視外飛行の説明として、最も適切なものはどれか
①自動操縦システムを装備し、機体に設置したカメラ等により機体の外の様子が監視できる必要がある
②操縦者がモニターで確認しながら操作を行なっていたとしても、目視により確認できる範囲であれば目視内飛行にあたる
③操縦者が双眼鏡を使って確認できれば目視内飛行にあたる
さて、みなさん回答はどれでしょうか?
まずは問題を見ていきましょう。今回は「目視外飛行の説明として、最も不適切なものはどれか」ということで、不適切な選択肢を選ぶ問題です。
それでは選択肢を見ていきましょう。
①自動操縦システムを装備し、機体に設置したカメラ等により機体の外の様子が監視できる必要がある
→これは適切な選択肢です!目視できない状況で飛行する以上、カメラで周囲の状況は確認できる必要があります!👁
②操縦者がモニターで確認しながら操作を行なっていたとしても、目視により確認できる範囲であれば目視内飛行にあたる
→これは不適切な選択肢です!操縦者が直接肉眼で機体を確認しながら飛行させないと目視内飛行ではありません!!いくら目視によって確認できる範囲と言っても、モニターを使って飛行させるのは「目視外」になります!!
③操縦者が双眼鏡を使って確認できれば目視内飛行にあたる
→これも不適切な選択肢です!モニター・双眼鏡を使って機体を確認できてもダメ(=目視内飛行ではない)ですからね!!
それではここで
⏰教則おさらいタイムです!
⏰教則おさらいタイム
(1) 目視外飛行と目視内飛行の違い
目視外飛行では機体の状況や、障害物、他の航空機等の周囲の状況を直接肉眼で確認することができないので、機体に設置されたカメラや機体の位置、速度、異常等が状態を把握することが必要である。
(2) 目視外飛行のために必要な装備
目視外では補助者が配置され周囲の安全を確認ができる場合に必要な装備があり、補助者が配置できず安全を確認できない場合は更に必要な装備が追加される。主なものは、以下のとおり。
① 目視外飛行において補助者が配置され周囲の安全を確認ができる場合に必要な装備
自動操縦システム及び機体の外の様子が監視できる機体
搭載カメラ機体の高度、速度、位置、不具合状況等状況を地上で監視できる操縦装置
不具合発生時に対応する危機回避機能(フェールセーフ機能)。電波断絶時の自動帰還や空中停止機能、GNSS電波異常時の空中停止や安全な自動着陸、電池異常時の発煙発火防止等の機能がある。
② 補助者を配置しない場合に追加する必要のある装備
航空機からの視認性を高める灯火、塗色
機体や地上に設置されたカメラ等により飛行経路全体の航空機の状況が常に確認できるもの
第三者に危害を加えないことを、製造事業者等が証明した機能
機体の針路、姿勢、高度、速度及び周辺の気象状況等を把握できる操縦装置
計画上の飛行経路と飛行中の機体の位置の差を把握できる操縦装置
「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第二版)」P.32より
ちなみに…
おさらいですが、「モニター・双眼鏡を見ながら」は目視内飛行にはならないので、もはや条件反射レベルで覚えましょう!
というわけで……
今回の正解は①でした!
いかがだったでしょうか?
1人でも多くの方がドローンの国家資格を取れるよう、更新を続けていくのでみなさん一緒に勉強していきましょう!それでは!