心の３丁目
心にも住所があるように
今日の雨は３丁目に降るでしょう
涙という雨が降りしきる
あまりの量に川は増水し
２丁目まで流れ込む
１丁目は対策をし
４丁目は避難している
全ての原因はいつも
外からやってくる
今回もそうだった
それまではいつもどおり
穏やかな時を過ごしてた
良くも悪くも外からやってくる
心は全て受け手となって
渇ききったり氾濫したり
私は私を守る義務があり
後におさまるであろう
３丁目の修復もする
大事なものほど
自分だけでは
どうにもならない
それを分かって
生きているつもりでも
時にあまりの出来事に
心が全停止しそうになる
少しでもそうならないよう
区分けを行って補っている
３丁目だけに止めておきたかった
その影響は多くのエリアに
広がってしまった
心という目には見えないもの
手にも触れられないもの
世の中には見えないから
見えないふりをして
生きられるけど
実際の私としての時間は
見えないものを
必死に守ろうとしている
私自身にも住所のように
いくつもの区分けを
しているのかもしれない
本当のところ私の１丁目は
３丁目の存在をわかってないまま
守ろうとしているかもしれない