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「まだ辞めないんですか?」と聞かれることが増えてきた、スタートアップ5年生(30歳)がいま考えてること。
およそ4年前の2021年2月1日、ぼくはFLUXにジョインした。
社員番号は23番。当時のFLUXはシリーズAの資金調達のリリースもまだ出ておらず、スタートアップ界隈の中でも知ってる人はごく僅か。事業内容もBtoB向けSaaSだったこともあり、まだまだ知る人ぞ知る企業だった。
かくいうぼくも転職活動をするまではFLUXのことは全く知らず、知り合いの紹介という薄いリファラル経由でカジュアル面談することになった。
そしてあれよあれよと怒涛の5日連続の面談・面接・オファー、気がつけば社員数20名規模、シード・アーリーフェーズのFLUXに入社していた。
あれから早4年の月日が流れ、スタートアップについて右も左も分からないピカピカのスタートアップ1年生(26歳)も5年生(30歳)になった。
※先月、30歳になりました!皆さま、たくさんのお祝いのメッセージ等、ありがとうございました!!
当時のことをまとめたnoteはこちら⬆️
変遷が気になった方は、こちらもよければ読んでみてください。
スタートアップで長く働くことは異常なのか?
「スタートアップで働く」という選択肢が世の中のスタンダードの一つになってきた一方、どれくらいの人がスタートアップで5年目というフェーズまで在籍しているだろうか。周りを見渡してみると、同じくらいのタイミングでスタートアップにいた人の大多数は創業メンバーや役員を除けば、転職や起業をしている割合が高い気がする。
「わっしーってまだあのスタートアップで働いてるの?」
「え、もう5年目なんですか!やばいですね!」
「わっしーさん、FLUXもうけっこー長いですよね。まだ辞めないんですか?」
近ごろ、こういった言葉をかけられることが随分と増えてきた。もちろん、そう声を掛けてくれる人たちに一切の悪意はない。これが世の中の一般的な反応なのだ。
スタートアップ企業で働く ≒ 短く、アツく、駆け抜けていく
こんな印象を持っている人も多いのではないだろうか。少なくともぼく自身、FLUXに入りスタートアップを体感する前はそう思っていた。
そういう意味では、スタートアップで丸4年働き、5年目を迎えたという事実に一番驚いているのは、自分自身なのだ。
なぜスタートアップに5年もいれているのか?を冷静に考えてみる。
大前提として、顧客がおり、事業が伸び続けていること。そして投資家をはじめ多くの皆さまからの厚い支援もあり、会社がグロースし続けられていることには感謝の気持ちで一杯だ。そしてさらに個人的な理由に分解していくと、
まず第一に、飽きてない。これは圧倒的に大きい。
そんなに長くいて、飽きないんですか?とよく聞かれる。笑 とにかくやりたいこと、やることだらけで飽きを感じてる暇が無いというのが適切な表現かもしれない。
そして次に、打席にどんどんと立てている、というか迫ってくる。ありがたいことに会社、事業、組織がとにかく伸びており、変化も多い環境のため、さまざまな新しいチャレンジを任せてもらえる。転職活動の軸ととしてもよくあがる、「成長環境」という言葉がまさしく当てはまる感覚。
最後に、人事という役割・ジョブが面白い。もっと正確に言えば、どんどんどんどんと面白く成り続けてる。ぼっち人事のまま、とにかく採用をしてくれという期待役割だったら、そうは思えてなかっただろう。
人事として全社の組織規模を大きくする経験をしたことがある人は多い。しかしFLUXの人事部はいま、人事部"自体が"大きくなろうとしている。コストセンター的な側面もあるなかで、人事部の拡大を志せる。それは全社にとって重要なミッションを任せてもらえているからであり、牽引する立場としては大きな責任とやりがいを感じている。
人事の仕事は、事業をグロースさせることです。
4年前、社員数20名規模でジョインし、ぼっち人事としてゼロから人事機能を整え、FLUXはグループ全体で250名規模の組織まで拡大してきた。
人事部は今日時点で正社員5名、アルバイト3名の8名体制になった。事業・組織の拡大に合わせて、人事部も一歩ずつだが、着実に大きくなってきたが、お世辞にも求められているミッションに対して、潤沢な人員状況とは言い難い。
人事はコストセンターである。いわゆるバックオフィス系のポジションはこういった認識を持たれることも少なくなく、事実として営業のように売上を直接的に生み出すポジションではない。
ぼくは去年から人事部のメンバーに耳にタコができるくらい言い続けていることがある。
「人事の仕事ってなんだろうか?」
一般的には、採用・組織開発・労務といったキーワードが飛び交うことが多いと思う。それは決して間違いではないが、あくまで領域の話、もっと言えばHow(手段)に過ぎない。
ぼくが定義する人事の仕事は、事業をグロースさせること。事業を伸ばす、事業を創ることに寄与できないのであれば、極端にいえば人事は仕事をしているとは言えない。
FLUX人事部は事業をグロースさせ続けられるチームであろう。
2025年に入り、FLUXは事業の急成長・急拡大にあたり、
さらに採用のアクセルを全開でベタ踏みすることになった。
そしてそのためには、事業をグロースする人事が必要だ。既に内定承諾をいただいているメンバーも含め、FLUX人事部はこれから半年以内に総勢15名を越える体制まで急拡大していく意思決定をした。
M&Aしたグループ会社2社を含め、AI・DX・HRと多岐に渡る領域の事業を多角的に展開しているFLUXの人事の業務スコープは実に広い。中途採用を中心に事業を伸ばすために人事としてできることは兎にも角にも主体的に取り組んでいく必要がある。
「大きな話してますけど、とどのつまり採用、ですよね?」
そう言われることがある。
そうだ、あたりまえだ。
なぜなら、採用こそが組織づくり、事業づくりの根幹であり、核だからだ。
「採用は一定やりきったので、次は採用じゃなくて組織開発をしたいです。」
人事経験者は口を揃えてこう言うものだ。なにを隠そう、4年前のぼく自身がそう思ってた、というか言っていた。前職で中途採用統括といった立場を経験したこともあり、採用と組織を別物で捉えていることもあり、そういった気持ちになっていたのだ。
いま、4年前の自分にハッキリと伝えられることがある。
「採用はやりきった?いやいや、事業を伸ばしきれてないじゃん。
それは本質的には採用を、人事を、やりきったとは言えないよ!」
事業を創れる人材になりたいあなたにこそ、急成長スタートアップの人事キャリアを勧めたい。
「人事経験がなくても、応募できるんですか?」
よく聞かれることだが、答えはもちろん、「大歓迎です!!!」だ。
何度も繰り返して恐縮だが、
人事の仕事は、事業をグロースさせることだ。
人事としての経験があることがプラスに働くこともあれば、場合によってはマイナスに働くこともある。会社にとって求められる人事の姿や役割は大きく異なる。100社あれば、人事のスタイルは100パターンある。
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つい先日の人事部 QキックオフMTGで、事業をグロースさせる集団であるためにFLUX人事部ではこの3つの観点を大切にしていきたいと伝えた。
人に向き合う
ファクトに向き合う
ロールに向き合う
FLUX人事部はいま、めちゃくちゃ大変で、めちゃくちゃ面白いフェーズを迎えている。人事としての専門性を高めていきたい30代メンバーはもちろん、人事というキャリアを通して更なるキャリアアップを見据える20代メンバーにも非常に大きなチャレンジを任せていくことができる。
少しでもこのnoteの内容に共感いただけた方は、ぜひ一度お話しませんか。
「日本経済に流れを」という壮大なミッションを掲げる急成長スタートアップで、共に毎日、脳にめいっぱい汗をかいて、チームで侃侃諤諤と議論しながら、成果を出していきませんか?
FLUX人事部で一緒に働いてくださる方は、ぜひHERPからご応募 or 鷲田までDMください。
応募意思はなくともOKです!一度にカジュアルにランチでもいきましょう!
最後まで目を通していただき、本当にありがとうございました。
皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。