Re: 好きなタイプ(回答)
毎日記事を楽しみに拝見しています、ライターの新行内紀子さんが、今日こんな記事をアップされていました。
この手の話、大好物です。待ってました。
誰も興味はないだろうけれど、質問への回答という形であれば、公の場で発言しても許されるに違いないでしょう。そして、コメント欄には到底書き切れる気がしなかったで、記事にすることにしました。
ということで、いざ!
■ミスター・ビッグ
結婚するよりもっともっと前、若かりし頃惹かれたのは、ミスター・ビッグタイプの男性でした。わかりますでしょうか。「Sex and the City」のMr.Bigです。
①背が高い
②生活感がない
③ロマンティスト
④ナルシストで社交的に見えるが正体が掴めない
⑤尽くすより尽くされるタイプ
なんとなく思いつく特徴を挙げてみました。
ドラマの中では、Mr.Bigにキャリーが散々振り回され、傷つきボロボロになっていましたね。相当モテて、仕事で海外を飛び回っていたかと思うと、ひょっこり現れて女性に花束を送ったりする。振り回されてるのはわかっていても、どうしようもなく魅力的だったりするのですよね。
一方、私自身はどんな人間かと言いますと、
①背が低め
②堅実、倹約家とは言えない
③ロマンティスト
④自分は好きな方だが、未だに自分が掴めない
⑤尽くすより尽くされたいタイプ
こう書き上げてみますと、不思議です。
Mr.Bigの超エリートな風貌や身のこなしは別として、人間性は似通う部分があったのかもしれません。似ているから惹かれ、相通ずるが故に傷ついた時の傷は深くなるのでしょうか。
■ ダーシー
社会人になり公私ともに若干経験を積み、自分が求める「幸せ」の輪郭が少し見えて来た頃。私が頭に描いた理想のタイプの男性は、Mr.Bigからダーシーになりました。わかりますでしょうか。ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」です。
この名作をもとにしたドラマや映画、現代版「高慢と偏見」と言われる「ブリジットジョーンズの日記」など、どれもこれも素晴らしいものばかり。しかし、やはり一番心がときめくのは、BBCドラマ版でコリン・ファースが演じたダーシーでしょうか。
特徴は、こんな感じかなぁと思います。(「高慢と偏見」ファンの方、異論があったらすみません。)
①背が高い
②堅実
③リアリスト
④謙虚で内気
⑤結局は尽くすタイプ
こうして見ると、私とダーシーの人間性はほぼ真逆、全然似ていないように思います。そして、実のところ、夫も私とは真逆のタイプなのです。
私の足りない部分を補うために存在しているような夫には、苦労も多いことと思います。感謝の気持ちはあるのですが、それは私の短所を認めることにもなるので、なかなか素直に伝えられていません(笑)。
自分とは正反対の人を知らないうちに選んでいる、その謎についての新行内さんの言及がとても面白かったです。
人間の生存本能。驚きと同時に、私も非常に腑に落ちる思いです。
私の場合、Mr.Bigのような男性に心惹かれた時期もあったことから、一貫して自分と正反対のタイプを選んできたわけではありません。
しかし、もし私がMr.Bigタイプの男性を選び続けていたら、高い確率で泣いて暮らしていた気がします。もしかして、これも人間の生存本能でしょうか。自己防衛機能という脳のプログラムが働いてくれたお陰で、理想の男性像が変化し、夫に出会えたのかもしれません。
(「Sex and the City」の映画版ではMr.Bigも大分丸くなっていたし、人だって変わることはあるかと思いますが!)
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さて、大好きなドラマの登場人物を例に、一気に書き綴ってみました。楽しかったです。
実は、好きなタイプの中に、ヴァンパイアとトッケビという、もはや人間でないジャンルにも言及したかったのですが、支離滅裂で落とし所が全く見えなかったのでやめておきました(汗)。
それにしても、誰かを好きだと思うことって、ただただポジティブで、いつまでも大事にしたい気持ちですね。またいつか、「好き」が溢れる記事を書きたいです。