デフリンピック
デフリンピックと聞いてピンとこない方もいらっしゃると思いますので、今回はデフリンピックとは何かを紹介していきたいと思います。
デフリンピックとは、デフ+オリンピックのことで、デフ(Deaf)とは、英語で「耳が聞こえない」という意味です。デフリンピックは国際的な
「聾者のためのオリンピック」のことです。
オリンピック、パラリンピックと同様に4年に1度、夏季大会と冬季大会がそれぞれ開かれます。ルールはオリンピックとほぼ同じですが、耳の聞こえない人のために様々な工夫がされています。
初めて開催されたのは1924年のフランスの夏の大会でした。その時、9ヶ国、145人の選手が出場しました。2017年には第23回目の夏の大会がトルコのサムスンで行われ、史上最多の100ヶ国・地域、約3,100人の選手が出場しました。残念ながらこれまで日本ではまだデフリンピックは開かれていません。100年近い歴史を持つ大会を2025年の日本大会実施を目指しています。
今回はブラジルで開催されましたが、
オリンピック、パラリンピックみたいにTV中継がなく、媒体での取り上げもあまりなかったので、聾者の方でもデフリンピックを知らないという方も多く見受けられました。
また今大会はYouTubeで配信されていました。
今はTVよりもオンデマンドでの視聴が多いので
今後注目されてほしいです。
デフリンピックの知名度としてはパラリンピックは98.2%の人が知られているのに対し、
デフリンピックは11.2%程しかありません。
知名度が上がると、
1.デフリンピックの為にお金を出してくれる会社、スポンサーが増える
2.選手がこれまで自費でお金を出していた負担が少し軽くなる
3.大会出場等による休みを会社から取りやすくなる等があります。
デフリンピックは何故パラリンピックに参加しないのかという問いがあると思いますので、
「国際ろう者スポーツ委員会がパラリンピックを脱退した要因について」
を公式HPの下にURLを添付しますのでご覧頂ければと思います。
デフリンピックのご紹介-全日本ろうあ連盟https://www.jfd.or.jp/sc/deaflympics/about/
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjses1982/18/1/18_1_49/_pdf/-char/ja