オンライン音楽レッスンで使うにはどのソフトがいいのか
ピアニスト・作曲家の山田亮です。オンライン音楽レッスンについていろいろ調べています。ソフトに関する情報も調べていますが、一長一短で結局どのソフトが良いのか分かりづらいです。
情報を集められた範囲で分かっている事を、比較して書いていきます。環境や好みによっても変わってくると思います。間違っているところは教えてください。
随時更新します。
(2020年5月14日更新)
比較していくソフト
Facetime (Apple)
Meet (Google)
Line (Line)
Skype (Microsoft)
Teams (Microsoft)
Zoom (Zoom Video Communications)
(アルファベット順)
概要
Facetime (Apple)
iPhoneやMacで有名なAppleが出している。Apple社の製品で使うことが出来る。
Meet (Google)
検索サイトで有名なGoogleが出している。G Suiteという総合サービスの一部だったが、Googleアカウントがあれば無料で使えるようになった。
Line (Line)
スマホでのユーザーが多いコミュニケーションアプリ。
Skype (Microsoft)
この分野では歴史のあるソフト。2011年にWindowsで有名なMicrosoft社が買収。
Teams (Microsoft)
Windowsで有名なMicrosoft社が出している。Office 365という総合サービスの一部。
Zoom (Zoom Video Communications)
最近急激にユーザーが増えていて、いろいろな意味で話題のソフト。
録画やミーティングへの招待が簡単。
お値段
○ Facetime
Apple社の製品があれば無料で使える。
○ Line
無料。
○ Skype
無料。
○ Teams
レッスンで使用するだけなら無料で使える。
Teamsの無料版と有料版の違い
△ Meet
60分までなら無料。2020年9月30日までは無料アカウントでも時間制限なし。
△ Zoom
1対1で使用するだけなら無料。無料アカウントによる3人以上の会議は、40分で切断される。
講師の導入のしやすさ
○ Line
普段使っている人であればおそらく1番簡単。
○ Facetime
Apple社の製品があればアプリは最初から入っています。
○ Zoom
アプリをダウンロードしてしまえば、けっこう簡単。
○ Skype
アプリをダウンロードしてしまえば、けっこう簡単。
△ Teams
最初の設定が少し大変そう。
△ Meet
最初の設定が少し大変そう。
音質・画質
ネットの記事でも、知り合いに聞いてみてもいろいろな意見があります。自分で使ってみた感じでは、どれもそれなりに良い感じでした。設定によって音質や画質の変わるソフトもあります。
こちらの記事はとても詳しく分析してあります。Discord、Zoomはオリジナルの音声に近いようです。
セキュリティ
Zoomにセキュリティ上の問題があるという記事が複数出ています。詳しく調べたところ、レッスンで使うには問題ないと判断しました。とはいえ、生徒さんが不安になる場合は避けた方が良いと思います。
AppleのFacetime、MicrosoftのSkypeやTeams、GoogleのHangoutsやHangouts Meetは大企業のものなので比較的安心だと思います。
結論
というわけで、現段階でのおすすめはこのような感じです。また情報が入ってきたら変わるかもしれません。
・少し手間がかかっても、信頼のおけるしっかりとしたシステムを使いたい方
Meet、Teams
・手軽にいろいろな機能を使いたい方
Skype、Zoom
・とにかく簡単にはじめたい方
Line
・講師も生徒もApple社製品を使っている方で、簡単にはじめたい方
Facetime
理想は、生徒さんの状況に合わせて講師が複数のソフトに対応することだと思います。それが難しい場合は、多くの方に対応出来るソフトをまず1つ選んでしっかり使いこなしていくと良いのではないでしょうか。