「ラーケーション」制度を知ってますか?という件。
皆さんは「ラーケーション」という制度をご存じだろうか。愛知県ではすでに始まっているのだが、学校を欠席扱いとならず学校を休める制度である。
「ラーケーション」とは、学習(ラーニング)と休暇(バケーション)を合わせた造語だ。年間で3~5日ほど、学校以外での学習をするという名目で欠席とならない公休が取れる。現在愛知県、大分県別府市が昨年9月から、茨城県、栃木県日光市が今年4月から、山口県が今月からスタートさせている。上記の自治体しか行っていないので、知らない方が多いと思うのだが、今後この制度は広がっていきそうである。
この「ラーケーション」制度の目的は「土日に働く親」が一定数いる実態を考慮し、子供との交流時間を確保するためである。そのため、土日に勤務の多いであろう観光地の別府市や日光市で早く導入されている。
では実際にどれくらいこの制度を利用したかと言うと、昨年から実施している愛知県では1月に小中学生に親に尋ねたところ、35%が取得済み、もしくは取得予定だった。年度途中での実施のわりに効果はあったと愛知県の関係者は話している。一方で「取得したいが仕事の都合で難しい」と答えた親も24%いた。この制度を広めていこうと思えば、職場の理解を深めていくことが今後大切になってくる。
我が家はどうだったかと言うと、取得しなかった。土日に休みが取れていたこともあるが、最初なのでどうやって申請していいかわからなかったのだ。だって「ラーニング」部分の入れないといけないんでしょ?といった感じだ。
実際制度を利用した親御さんに聞いてみると、取得していった先は「ディズニーランド」だった。完全に遊びじゃない?と思ったのだが、申請書には「東京で自分のお小遣いでお買い物をさせ、物の価値や大切さを学ばせる」というように記入したようだ。なるほど、モノは書きようである。
今年はこれを参考にして我が家でも利用したいと思うし、利用したいがどう申請しようかと悩んでいる人は参考にしてほしい。
でも、ちょっと残念な気がするのは「有休を取れない」という職種の中に「学校の先生」も含まれているという事である。実際に自分の子供のために有休を取ったかと聞かれてイエスと答えた先生はたった9%だったそうだ。
先生も、もっと自分の子供のために休んでね、と言う感じだ。先生だけではなく、土日の勤務が多い親御さんは、積極的に有休を取って子供と遊んでほしいと思う。子供と一緒に過ごせる実質時間ってとても短いと言われているからね。私も積極的に取ろうと思っている。
今はまだ「ラーケーション」制度は無い地域の方も、近いうちに導入される可能性はあるので、今から有休を取りやすい職場環境にしていこう。(難しい部分もあると思いますが、頑張って取りましょう!)
ちょっと前にホリエモンが「6月は祝日がなくて地獄」みたいなポストに「有休取れよ」と返したことがあった。いつもは極端な意見を言うホリエモンに全面賛成をしないことも多いのだが、この「有休取れよ」はその通りだな、と思った。
子供のためではなくても、自身の身体やメンタルを休めるために、有休はとりましょうね。
今日はここまで。
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