「いくつ食べてもカロリーは0です」の可能性の件。
「お正月太り」という言葉がある。実際にお正月明け、思ったより体重が増えていた人も多いのではないだろうか。私もそうである。
そんな悩みを払拭すべく、技術は常に進歩している。
「バーチャルクリームジェネレーター」は脂質も糖類もゼロのクリームを生成する。開発したのは、微弱な電流を流し飲食物の味を変える研究でイグ・ノーベル賞を受賞した、明治大学の宮下教授の研究室だ。
この「バーチャルクリーム」が詰まったシュークリームを試食した人の感想が掲載されていた。
「説明なしで食べたら気が付かないかも」
「お菓子屋さんの本格的なモノとはさすがに違うけど、スーパーで売っているスイーツくらいの満足感がある」
「クリームの舌触りがイイ」
「さっぱりして固目で、少しずっしりくる感じ。わらび餅に近いような」
なんて意見が述べられていた。
この「バーチャルクリーム」主な原材料はと言うと、ゼラチンと食物繊維の一種であるサイリウムだ。ゼラチンで硬さを、サイリウムで粘り気を再現し、本物のクリームのような食感を口内にもたらしている。アレルギーがある人でも食べられるのも強みの一つとしている。
開発者は「スーパーで売っているわらび餅風デザートの原材料に近い」と話している。甘みは人工甘味料を使用。ただ、開発中は食感を追い求めることを目的としていたため、味を付けずに試食をしていたようだ。
「ねばねばした味のしないクリームを食べているときには悲しくなりました」と振り返っている。無味なモノをひたすら食すなんてまるで拷問のようだ。私だったら確実にギブアップしている。研究者の執念はホント凄いなと思う。
宮下教授は「好きなものを好きなだけ食べて身体は健康、というのがテーマです」と自身の研究について話している。宮下教授は他にもキリンホールディングスと商品化した微弱な電流で塩味を増強する「エレキソルトスプーン」や「白ワインの味を赤ワインに変える」「カカオをより高級な産地の味に変える」「甲殻類アレルギーでも安全にカニの味を味わえるようにする」「口臭をのこさずにニンニクを味わう」などの論文を手掛けている。
年齢もあり、最近さらに太りやすくなった私からしたら、そういう研究ならどんどんと成果をあげてほしいと願うばかりだ。
人工甘味料のアスパルテームも潰瘍の治療薬の研究中に偶然発見されたことがきっかけだし、「何事にもチャレンジする」研究者精神は、私たちの生活をより快適なものにしてくれる可能性を常に含んでいるのだなあと思った。
サンドイッチマンの伊達さんが、昔アメトークで「プチシューは小さいからほとんどカロリーないので、何個食べてもカロリーはゼロです」なんて笑いを取っていたが、近い将来、現実になるかもしれない。ww。
今日はここまで。
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