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スタバ、海外では不振だってよ。って件。
米コーヒーチェーン大手スターバックスは、コーポレート部門の従業員1100人を解雇すると発表した。
米中など主要市場での売り上げ低迷が続く中、業務の効率化と活性化を目指す。
ブライアン・ニコルCEOは、従業員に宛てたメモで「組織の構造を簡略化し、より小規模で機敏なチームを構築する」と述べた。
また、店舗スタッフは今回の措置の影響を受けないとしている。
加えてメニュー簡素化の一環で、ホットホワイトチョコレートなど人気のない商品がメニューから外されるとしている。
というわけで、海外で不調なスタバだが、日本での業績は好調である。決算公告によれば、2024年9月期の売上高は3215億円と過去最高を更新。海外での不調を日本の売上でカバーしている状況だ。
日本のスタバは顧客の需要を汲み取った店舗形態の開発に余念がない。
2024年には家族連れ客にターゲットを合わせた店舗を開いたほか、お茶に特化した「ティー&カフェ」を15店舗まで広げた。2000店舗目の「ティバーナストア」もその一つで、東京・銀座の「本物志向」の顧客層に向け、石臼引きの抹茶を使った飲料を提供する。2000店を超え、スタバは国内外食でマクドナルドに次ぐ2位となった。
年間100店舗ペースの出店で、さらなる顧客層の拡大をはかっている。
海外と国内で明暗を分けているスターバックス。日本独自の取り組みが功を奏している証拠だろう。
日本では「ワンセグ」や「お財布ケータイ」など独自の進化を遂げた「フューチャーフォン」(いわゆるガラケー)のように、ガラパゴス化して日本独特の文化となる現象がしばしば起こる。
スターバックスの人気が高かったり、iPhoneのシェアが高かったり、サブウェイが人気無かったりするのも、もしかしたら「ガラパゴス」なのかもしれない。
逆を考えれば、日本で人気が出たものを海外へ展開していくことで、業績が上がる企業もあるはずだ。
「アニメ」なんかはその最たるものだろう。
今こそ日本は自らの「ガラパゴス」を自覚して武器にしていくべきなのだと、スタバの内外の業績差を見て、思ったのだった。
今後、日本のスタバが米中と同じような状況にならないように。
日本だけみたら、スタバはいつもお客さんいっぱいだし「業績不振」なんて全く思わないよね。
今日はここまで。
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