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骨格で似合う服がわかるっていいよね。という件。

ワコールが手掛ける骨格診断サービスが好調だ。AIを使い3Dで測定したデータから骨格に合わせたファッションを提案する。料金は3500円と安くはないが若年層を中心に好評で、利用者数は計画を上回る。経営環境が厳しい中、消費者とつながる手段として期待をかけている。

サービス名は「私を知る骨格診断」で今年3月から始めた。来店しまずは3Dによる立体計測サービス「CCANBE(スキャンビー)」を受ける。身体のあらゆるポイントを測定し、胸周りや腰回り18か所のサイズを割り出す。継続時間は20分程度だ。

全体の利用者数は非公開となっているが、5月から6月にかけてルミネ新宿に期間限定で出店したところ、利用者は計画を33%上回った。

骨格は「ストレート」「ナチュラル」「ウェーブ」の3つに分類する。ストレートは胸元に厚みがあり、筋肉や脂肪がともに付きやすい欧米人に多いタイプ。ナチュラルは骨格がしっかりしており、肉付きを感じさせないタイプ、ウェーブは胸元が薄く脂肪の柔らかさを感じさせるタイプだ。全身、肩、胸、腰回り、脚でそれぞれ5段階で評価する。

そのデータを基にコーディネートの助言をする。Tシャツやデニム、ワンピースなどの着こなしで、サイズやデザイン、シルエット、素材感のおススメなどを提案する。「フリルや飾りは控えめに」「張りのある素材を選ぶとバランスのいい着こなしに」「シルエットはⅠラインを意識するのがポイント」など、とても具体的だ。

ワコールのHPを見ると現在この「私を知る骨格診断」を予約できるのは以下8か所となっている。


・宮城 ワコール仙台藤崎
・京王百貨店新宿店
・東急プラザ表参道「オモカド」
・WACOAL MAISON GINZASIX店
・あべのハルカス近鉄本店
・アンフィ 難波シティ店
・天満屋 岡山本店
・福屋 広島駅前店


ウム、私は男なので関係ないのだが、大物外タレの名古屋飛ばしと同じく、愛知県飛ばしは残念である。ワコールさん世の中部圏の女性のためにも設置してください。

「わたしを知る骨格診断」利用者からは「選んだ服が似合うかどうか後押しをしてもらった」「自分の体格を知る体験が簡単にでき楽しかった」など好意的な意見が大半のようだ。

ワコールはブラジャーなど女性向け下着の販売が中心だ。診断を基に体に合うブラジャーを提案するサービスは別にあるが、骨格診断が大きな収益に結び付くわけではないという。担当役員は「まずは自分の身体に関心を持ってもらい、こうしたサービスを通してワコールのファンになってもらえれば」と述べている。

現状ワコールの経営は厳しい。販売の苦戦や米国事業の減損損失で2024年3月期は86億円の赤字だった。

しかしながら今後世界の女性用下着の市場規模は2030年に643億ドル(約9兆円)と2023年と比較し7割伸びるとの予測もある。アジア圏やアフリカ圏では、まだまだ良質な女性用下着が普及していないという事なのだろう。

販売だけではない事業モデルも、ファンを獲得するという意味では今後更に重要になってくるのだろう。

今日はここまで。

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