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若い人が「長生き」に前向きなのはイイね!って件。
新成人(18歳~20歳)の半数以上が、100歳まで生きることに前向きだという事が分かった。全世代で「100歳まで生きたい」と回答した割合は約3割。
新成人層は他の世代と比較しても幸福度が高く、長い人生を前向きに捉える傾向が高くなったとみられる。
博報堂のシンクタンク「100年生活者研究所」が、18歳~80歳の男女800人に調査した。そのうち18歳~20歳は105人。
調査では「人生100年時代において、あなたは100歳まで生きたいと思うか」という質問について「とてもそう思う」「そう思う」と回答した人の割合を比較した。調査した人全体では31.4%にとどまった一方、新成人層は51.0%と19.6ポイント高かった。
100年生活研究所は「今回の結果では、幸福度によって回答が分かれたように見える。幸福度を問う質問項目で新成人層は幸福度が高い傾向があった。『こういう人間になりたい』という期待が100歳まで生きたいという回答に現れているのではないか」と述べている。
20代の若年層のほかには、70代や80代の層でも「100歳まで生きたい」と回答した割合が高かった。年齢が高い層は「まだ死にたくはない」という気持ちの表れだろう。幸福度が低い傾向のある30代~40代の層では「100歳まで生きたい」と回答した割合も低かった。
調査では「大人とはどのような人だと思うか」といった質問項目もあった。大人象を15項目示し、それぞれに対して「人生100年時代における大人だと思う」かを集計した。結果は以下の通り。
※具体的な大人象 新成人の回答割合 全体の回答割合 の順で表記
1・長い人生で楽しみを見つけ続けられる人 51.3% 34.9%
2・年齢にかかわらず自分らしく生きる人 41.5% 40.7%
3・色々なことに挑戦し続けられる人 41.3% 21.8%
4・多様な人の意見を尊重できる人 36.0% 27.6%
5・常に新しいことを学び続ける人 35.4% 23.3%
6・他人や社会のために行動できる人 34.2% 23.3%
7・周りの人と良好な関係を築ける人 33.2% 26.9%
8・自分の信念や価値観に基づいて行動する人 32.7% 22.4%
9・次世代のために行動する人 32.6% 20.4%
10・経済的に自立した生活がおくれる人 32.5% 31.9%
11・しっかりとした人生設計がある人 32.4% 22.0%
12・環境変化に対応できる人 28.9% 22.9%
13・環境に配慮して行動できる人 25.2% 16.9%
14・自分が亡くなった後の世界のことを考えられる人 22.6% 16.5%
15・AIなど最新のテクノロジーを使いこなせる人 16.3% 10.1%
100年生活研究所は「新成人層は特に、10年後どう変化するかわからない時代を生きてきた。人生を楽しみ続けるために自分の興味を持つことなどを重視しているのではないか」と指摘している。
また、新成人層は、15項目のすべてにおいて回答率が高かった。若年層の方が「こういった大人になりたい」というイメージを豊富に持つ傾向があるようだ。
総務省によれば2025年の新成人の人口は109万人だった。まだ100万人を超えている。これからますます新成人の人口は減っていくが、前向きに考える若者が多いという事実は、単純に人口が多いというよりもマンパワーを発揮できるのではないだろうかと思った。
若者が「100年生きたい」という日本。まだまだ捨てたものではないと思わせてくれる調査結果だと思う。
頑張れ、若者たち!
今日はここまで。
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