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「見切り付けるなら早い方が良い」は本当だった件。

マーケティング支援事業を手掛けるネオマーケティングは、会社を1年以内で自己都合退職した人への調査で、在籍期間が1か月以内だった人の割合が新卒者、中途入社ともに3割程度に上ることが分かったと発表した。

まさに「働き続けるかどうか見切りをつけるなら早い方が良い」といった姿勢が透けて見える。

ネオマーケティングが5月10日から13日にインターネット上で調査した。全国の20歳以上の男女が対象。新卒または中途で入社1年以内に退職した経験を持つ社会人500人と1年以内に退職した従業員に関わった人事担当者500人が回答した。

1年以内に自己都合で退職した会社の在籍期間を調べたところ、新卒者では3か月以内が46.6%に上り、中途入社に至っては57.7%を占めた。そのうち1週間以内は新卒で10.4%、中途は13.6%もいた。1週間超~2週間以内は新卒で8.2%、中途は7.2%だった。2週間超~1か月以内は新卒が10.1%、中途は14.4%を数えた。

退職理由は「思っていた仕事内容ではなかった」が目立つ。短期退職者で34.8%、人事担当者で45.7%を占めた。短期退職者29.2%で2位の「仕事にやりがいを感じない」は人事担当者では24.4%だった。
短期退職者の27.2%が挙げ、3位に入った「上司との人間関係」は人事担当者の26.0%が回答し2位となった。4位はともに「同僚・部下との人間関係」だった。短期退職者の20.8%、人事担当者の24.4%が選んでいた。

退職理由については短期退職者、人事担当者ともに認識の大きな違いが見られない中、入社後のケアといった面では認識のズレがあるようだ。
「ケアが充実している」と感じる退職者は27.8%なのに対し、人事担当者は63.0%に上った。充実度に対する認識の違いが早期の退職に繋がっている可能性は大いにありそうだ。

妊娠や出産、育児、介護に対する職場の制度やケアについて、短期退職者は「十分だと思う」との回答が39.9%に留まったのに対し、人事担当者は68.5%に上った。ここでも認識のズレは大きい。またこの点については男女でも大きな違いがあり、特に20代では男性の63.3%が「十分」と回答したのに対し女性は33.4%しかなかった。

本人に代わって退職手続きを代行する「退職代行サービス」についても調査を行った。短期退職者の6.4%は利用したことがあり、利用を検討したことがある人も15.8%もいた。61.2%は聞いたことがあると回答し、知らない人は16.6%に留まった。人事担当者の29.1%は利用されたことがあると回答し、聞いたことがあるとしたのは63.8%いた。

退職代行サービスの利用経験がある人のうち90.6%は、利用を「とてもお勧めしたい」「お勧めしたい」としており、一方で人事担当者は「とてもネガティブな印象」「ネガティブな印象」と答えた人が65.4%となっており、やはり利用された側では心証はよくなさそうだ。

「石の上にも3年」といって「せっかく入社したのだから、とりあえず3年頑張ってみなさい」といった考えは今は完全に化石化しているようだ。

確かに私自身がアドバイスをする時も「自分に合わないと思うなら遠慮せず辞めればいい」としているので、短期で辞めることが必ずしも悪ではない時代だ。昔は年金手帳を会社に預けたりしていたので、転職回数が多いことが就業した会社にバレてしまう可能性もあったが、現在はそんな慣習が無くなったので、履歴書で転職回数や短期での退職をごまかしてもバレることは無くなった。

大げさに言えば「経歴詐称」になるのだろうが、多少職歴をごまかしたところで大した問題はない。入った会社で結果を出せばいいだけだ。人事担当者は、早期退職や退職代行サービスについて心証が良くないようだが、辞めてしまう会社なので気にせず辞めればいいと思う。私も人事教育担当をしていたこともあるので「心証が悪い」のはよくわかる。でも、大事なのは自分の人生だ。遠慮することはない。

「立つ鳥あとを濁さず」ではなく「あとは野となれ山となれ」でいいのだ。

自分が好きな場所で働こう。好きな場所が見つからないなら、自分で作るって方法も、今の時代はアリだしね。

今日はここまで。

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