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日本の税金はマジで何に使われているかわからない件。
私は愛知県に住んでおり、仕事でもプライベートでも移動はほとんど車である。車を動かすには(EVもあるが)ガソリンが必要である。そして最近このガソリン価格が高止まりしている。政府からの補助金もなくなり、ガソリン価格の高騰に頭を悩ませている人も多いのではないだろうか。
そもそも、このガソリン価格のおよそ半分は税金である。ガソリンには、1リットル当たり「ガソリン税53.8円」と「石油石炭税2.8円」と「消費税10%」がかかっている。そしてガソリン税の内、25.1円分は「暫定税率」とされ道路財源の不足を理由に上乗せされた臨時の税金である。それがひたすら継続され、今では道路財源以外への利用もされている。しかも3か月間のガソリン価格平均が3か月連続160円を超えた場合、暫定税率分が減免される「トリガー条項」も東日本大震災への支援を理由に凍結されたままになっている。
ガソリン税の「暫定税率」部分が、いつの間にか道路以外の財源へ使用されているように、日本の税金の使途が不透明であることは、多くの皆さんが感じていることだろう。
では他の国はどうなのだろうか?
実は、日本は他国と比較しても「税金の使途不明が多すぎる」という調査結果がある。租税支出研究所が発表している『世界租税支出透明性指数』において、調査可能104か国中日本はなんと『94位』なのだ。
この租税支出研究所は2023年10月に経済政策評議会とドイツ開発持続可能性研究所によって設立された。つまりスイスとドイツのシンクタンクが設立した、ちゃんとした研究機関という事になる。
ちなみに、他国含め大まかな順位は以下の通り
※順位、国名、透明指数(100を最大とする)の順で表記
1・韓国 74.9
2・カナダ 73.7
3・オランダ 73.4
4・ドイツ 72.1
5・フランス 70.7
6・アメリカ 67.2
7・イタリア 66.6
9・オーストラリア 63.9
23・ロシア 57.7
27・イギリス 56.4
33・台湾 53.7
36・インド 52.7
57・ブラジル 47.8
94・日本 30.1
104・アルジェリア 21.2
といった感じである。
今大統領問題で揺れている韓国だが、お金の透明性でいえば世界でもトップクラスという立派な結果である。G7など先進国の中では日本はぶっちぎりの最下位。ロシアやインド、ブラジルにも負けている。ポイントも最下位のアルジェリアと10ポイントしか差がない。
つまりは、国際的にみても「日本の税金は何に使われているかわからない」という事だ。
このような結果を見ると、我々国民はもっと怒ってもいいのではないかという気になってくる。
私はあまり政治批判を公にするタイプではないが、それでも今の石破政権になってからは、次の参院選の備えての動きばかりで、到底国民の生活を考えて政治をしているとは全く思えない。ガソリンも補助金がなくなり、大変な思いをしている企業や個人が多い中、さらにコメの価格や様々な商品の価格が上がり、国民生活は間違いなく苦しくなっている人の方が多いだろう。東京海上火災保険株式会社の新卒給料が40万円になったから、みんなの給料も上がるでしょとでも思っているのだろうか。
この「租税支出透明性指数」の結果を知って、本気でどうにかしようと考えてくれる政治家は、今日本に何人いるのだろうか?
もしかしたら一人もいないのかもしれない…と恐怖の感情に、私は襲われている。
今日はここまで。
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