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君は「サイゼリヤ間違い探し」の作者を知っているか?と言う件。

私は割とよく「サイゼリヤ」に行くのだが、そのたびに新作が出ていないか確認するのがキッズメニューに掲載されている「間違い探し」だ。サイゼリヤの間違い探しと言えばイラストが思い浮かぶ人も多いのではないだろうか?描いているのは神戸在住のイラストレーター・the rocket gold sterこと山崎秀昭氏だ。
そしてサイゼリヤの間違い探しの難易度は結構高い。私も散々歴代の間違い探しをしてきているので、10個の間違いの内8個か9個までは自力で探せるようになっている。残りのひとつは常にGoogle先生で調べている。なかなか自力で10個すべて探すのは難しい。

山崎氏はサイゼリヤをはじめ、航空会社スカイマークの機内誌などでも間違い探しのイラストを手掛けており、日本の間違い探しの第一人者と言える存在である。

そんな山崎氏、通常は間違いの個所を自身で作っているようなのだが、唯一サイゼリヤだけは、企業側から指示があるらしい。

サイゼリヤ側からテーマが提示され(例:エスカルゴでお願いします)推したいメニューに合わせた簡単なラフが送られてくる。それを受けて間違いがないイラストを作成。提出するとサイゼリヤ側から、ちょっと多めの15個くらいの間違い候補が送られてくるので、10個を選んで間違いポイントを作っていくという流れだ。

「難しい」事で知られるサイゼリヤの間違い探しだが、書いている山崎氏自身も「こんなミリ単位で違うだけのわかるわけないでしょ」と思いながら書いたり、1~2か月後に店舗に置かれた自身の間違い探しで「わからない」こともあるらしい。書いた本人さんがわからないレベルなら、私のような素人はわからなくて当然だと思う。よかったwww。

素人の考えでは、間違い探しばかリ書いていると、間違いのネタも尽きてしまわないかと思うのだが、全然そんなことはないらしい。間違いのパターンは「色が違う」「向きが違う」「数が違う」「長さが違う」など、15くらいしかないのだが、それを組み合わせることで無数に間違いは作れると、山崎氏は言う。さらには「間違いになりそうなポイントにあえて入れない」といったひっかけ的なテクニックも駆使されているようである。

また、山崎氏がこだわっているポイントに「ストーリー性」がある。一方にはリンゴがあってもう一方には無い。リンゴが無い方では「横に立っている人が食べた」といった物語性である。イラストを飽きずに見続けてもらえることにもつながるという。

「あ、この人は窓の向こうにいるあの人に手を振っているんだ」といった具合に、絵の中でキャラクターの関係性やストーリーが見えるようにすることを意識している。登場人物が、何か会話をしていたり何か失敗をしていたり、止まっているものでも動き、時間を感じてもらえたら嬉しいと山崎氏は話す。

確かにサイゼリアの間違い探しでも「この人、隣の人になんか言ってそう」なキャラが多い気がする。

山崎氏は間違い探しの分野だけではなく、ビスケット菓子「ビスコ」のキャラクターを手掛けたり、新聞広告賞での銀賞をはじめ広告コンテストでの受賞も多い。

そんな山崎氏も、最初から順風満帆だったわけではなく、長い下積みの苦労があり、その努力で雑誌『non-no』に掲載され、その後の色々な雑誌などの活躍が「サイゼリヤ」からのオファーへ繋がった。

今やすっかり国民の認知を得た「サイゼリヤの間違い探し」。あの愛嬌のあるイラストで、末長く私たちを楽しませて欲しいものだ。

とりあえず、私は今後もサイゼリヤ間違い探しの新作が出る度に『10個全部見つける』ことにトライしていきたいと思う。

皆さんもそうでしょ?

今日はここまで。

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