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ドラマもすでに「縦型ショート」なの?って件。

3分程度の映像を見ては続きが見たくて課金してしまう…。吉本興業グループが2024年12月に開始したショートドラマアプリ「FANY:D」が人気のようだ。

吉本興業のタレントが多数出演するのが特徴で、配信しているのは1話1分~3分の縦型ショートドラマだ。最初の数話は無料でみられるが、その後1話100円程度の都度課金で購入する。7タイトルから始めたが、週1本程度ずつ新コンテンツを投入する。

吉本興業ホールディングス傘下でプラットフォーム開発のFANYと吉本とNTTドコモが設立したNTTドコモ・スタジオ&ライブ、スタートアップのMintoの3社で提供している。

元々FANYはチケット販売やオンライン配信などのエンターテイメントプラットフォームを展開しており、2024年12月時点で470万のFANY ID会員がいる。

吉本は「FANY :D」と同時にウェブサイト「FANY Story」も立ち上げ、所属タレントが書き下ろした小説やエッセー、縦読み漫画などを配信している。タレントの頭の中にあるストーリー起点のコンテンツを原作として、縦型の漫画、小説ショートドラマはこうした吉本のIP(知的財産)を生かしたコンテンツの一貫だ。

縦型ショートドラマは若年層を中心に人気。rmole(エモル)の配信アプリ「BUMP」など複数のサービスがあり、テレビ局も力を入れ始めている成長市場のひとつだ。FANYも「スマホでのドラマ視聴はまだブルーオーシャン」と考え参入を決めたと述べている。

ドロドロとしたストーリーが視聴者をドラマの世界に引き込む。恋愛もの、大富豪、ボーイズラブなど設定は様々。ただ、最後に視聴者がスカッとする演出をしている点が共通しているという。吉本の「FANY:D」で配信するコンテンツもまずはこうしたトレンドに沿った内容だが「突っ込みどころがある吉本らしいいコンテンツの面白さをクリエーティブに反映していきたい」と話している。

FANY ID会員を将来的に1000万人に拡大したいとの目標も掲げている。2024年末には米Googleの生成AIがあらすじ制作の一部を担った作品も配信した。ドラマに「Gemini」が登場する「プロダクトプレイスメント」である。収益の幅を広げながら、グローバル展開に向けた翻訳機能の準備なども着々と進めている。

TikTokやYouTubeショートなど、すでにSNSでは縦型が主流となりつつある。マンガも縦型スクロールで読むモノが増えた。そして縦型ドラマ、である。
もはや「旧世代」の私は全くついていけない感じだが、今後はそれがマジョリティになっていくのだろう。

こう色々な物が「縦型」になっていくと、そのうち怪奇漫画や世にも奇妙な物語(その前にフジテレビなくなっちゃわない?)なんかで「なんでもかんでも縦にする男」なんてやりそうである。楽譜や英文を縦に書き換えていくとか、横に開くドアを改造して縦に開けるようにしたり。車も全部ガルウイングに改造。

自分で想像してみたけど、つまらなそうである。

横でも縦でも、大切なのはストーリーや脚本、企画だよね。

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