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キャスキッドソン、戻ってくるってよ。と言う件。

英国の服飾雑貨ブランド「Cath Kidston(キャスキッドソン)」が2025年春以降に再出店を計画している。国内店舗は2020年に日本法人が自己破産申請をして以来5年ぶりとなる。年間売上高で6億円を目指す。

輸入雑貨店「プラザ」を手掛けるスタイリングライフ・ホールディングス(SLH)が運営する。5月にキャスキッドソンの日本国内販売権を取得した。

出店地域は銀座など都心部を検討し、バッグやマグカップといった雑貨を取り扱う。先行して2024年8月を目途に自社や主要なECサイトで販売を始める。9月にはプラザの一部店舗でも期間限定販売を始める。

キャスキッドソンは1993年に英ロンドンで設立されたブランドで、花柄が特徴のカバンが若い女性からの支持を集めてきた。当時私の周りにも花柄のカバンを持った女性がたくさんいたものだ。しかし、その後人気は低迷し、コロナ禍がとどめとなり日本法人は2020年に自己破産を申請。その後英国本社もコロナ禍で経営破綻し、2023年に英衣料小売りのネクストが買収した。

スタイリングライフ・ホールディングスによると、キャスキッドソンの商品は日本から撤退後も個人輸入による販売があるなど根強い人気があった。2023年10月にキャスキッドソンと「ハリー・ポッター」のコラボ商品を期間限定で販売して好評だったこともあり、本格展開に踏み切った。

というわけで、あの花柄バッグのお店が戻ってくるようだ。キャスキッドソンと言えば、当時はアウトレットモールにも入るような、結構みんなが知っているブランドだったが、そういえばいつの間にか姿を消していた。

色使いや花柄のモチーフに特徴があって、どことなく上品な感じがあり、私は好きだった。同じように思って、今でも好きな人が結構多かったから、再度店舗展開となったのだろう。またあの花柄の可愛らしい雑貨がお店で見られるのかと思うと、少し嬉しい。

同じように本国や日本で経営破綻し撤退したブランドに「フォーエバー21」がある。こちらも2019年破綻撤退から4年後の2023年より、日本に再上陸を果たしている。
若者向けファストファッションブランドとして当時大々的に日本上陸したフォーエバー21だったが、大量生産大量消費ファッションへの否定的な風潮や、メルカリと言った「再利用」コンテンツの登場により、一気に撤退へと追い込まれた。今回はその反省も踏まえ、ターゲット層を10代から30代前半まで広げ、精度の高い需要予測データを活用することにより「在庫の適正保持」「アパレル業界のサステナビリティー向上」を目標とすることにより、日本市場での再起を図っている。こちらは天下の「伊藤忠商事」が手掛けているので、そうそう大きな失敗はなさそうな気がする。

何はともあれ、一度失敗しても再起を図れるのは経済的に大変すばらしいことだと思う。それだけ日本経済の基盤がしっかりしていることの証拠だと思うからだ。

「キャスキッドソン」も「フォーエバー21」も、また色々な場所でお目にかかれるようになってほしい。

今日はここまで。

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