【ベーシックインカム型の関係通貨を発行する、実験する】
こんにちは。山本です。
不動産の会社を経営する傍ら、シェアハウス12棟のオーナーをしています。
今日は、これから始める、ある実験について記事を書きました。
それは、「ベーシックインカム型の関係通貨を発行する」という社会実験です。
0.まちのなかにまちをつくる
現在、僕はシェアハウスを用いて、街の中に仮想の街を作っています。
1つの地域に対し、シェアハウスやスナックなど、関係の濃い拠点が複数存在することで、その地域での暮らす質が上がるのでは、と考えています。
若い人は、地域に馴染みにくい、という話はあります。
が、その理由の多くは、その場にいる若い人が賃貸を借りている人だからではないか、と常々感じているからです。
詳しくは前回のnoteもどうぞ。
「まちのなかにまちをつくる」
具体的に北千住では、現在3棟目のシェアハウスの運営が動きだし、全て住民が入れば20人強、小さな集落位の規模感になってきました。
複数拠点ができて来たので、次はそれぞれの関係性での価値交換を活発化させるため、「関係通貨」を発行することにしました。
関係通貨、というのは、僕が勝手に言っている造語で、簡単に説明しておくと、僕らと関係のあるところでしか使えない不便な通貨です。
(地域通貨でも良かったのですが、地域を代表するのも、忍びないため、関係通貨という呼び名にしました。)
1.関係通貨は、僕が毎月100円発行
関係通貨は、まず毎月、ベーシックインカム型で、僕のシェアハウスに住んでいる住民に7月から毎月1人に100円ずつ配布します。
100円だと、
「まあ、コーヒーのむ時に少し安くなるし使うか」
くらいのレベル感です。
配布された方も、関係通貨だけでコーヒーを飲むのに使うには半年くらい日数が必要です。
お互いにあんまり、奢った、奢ってもらった感が無い金額感が理想かなと。
あとは正直に言うと、僕の懐事情。
うちの入居者はトータルで現状、130人くらいいるので、無理なく続けられるところからスタートが良いかなと。
僕のツケで、お茶など飲めるようになるので、通貨というより僕に対する債権と言っても良いかもしれませんね。
2.対象場所はまず北千住
まずは、北千住で実験してみます。
北千住のシェアハウス住民が対象です。
・ショウガナイズ北千住
・ 協力隊ハウス
※ こちらは、募集サイトはなく完全に個人のSNSだけで募集しているので、興味あれば、ご連絡ください。
使える店舗は、下記です。
kiki(https://www.kiki-senjuazuma.site/)
まず、kikiという友達のお店で使わせてもらうことになりました。
お茶の美味しい古民家なお茶屋さんで、めっちゃのんびりできます。
住民のみんな、結構遊びに行っているんで丁度良さそうです。
3.北千住のお店の皆さん、導入しませんか。
正直、少額なので恐縮ですが、毎月多い時で20名強。
現在15名を対象に関係通貨を発行して行き常連になってもらえたらと思うので、多少の広報効果になることを期待しています。
発行する原資は、僕の貯蓄なので、特に決済手数料等は要りませんし、物で管理するのは大変なので、管理方法住民と一緒に考え中です。お知恵がある方、どうぞ教えてください。
興味ある方は是非、ご連絡ください。うちの住民と遊びに行きます。
4.北千住に空き家や物件をお持ちの皆さん、是非一緒にやりましょう。
北千住に物件をお持ちの方いたら、是非ご連絡頂けたらと思います。
一緒にできるところあれば、やりましょう。
シェアハウスを運営している方でも大丈夫です。
また、空き家をお持ちの方いらっしゃったら、僕らにシェアハウスとして貸してください。
僕らは、現在5期目の不動産会社で、株式会社R65といいます。よろしければ僕らをご紹介頂いている記事もどうぞ!
ここまで読んでくれてありがとうございます。
まず、北千住を皮切りに実験してみて面白くなりそうなら他のエリアでもやってみたい、とおもっています。
とはいえ、一見怪しいプロジェクトなのでどこまで進むか分かりません。
僕自身は、もともとお金というものを、取り扱うのは苦手でした。
でも、お金があれば友達を応援することもできるし、少額でもみんなで集めれば誰かの命を助けることもできます。
今回のコロナを受けて一番感じたことは、人の意思をお金に乗せることで、資本主義社会にあっても、お金だけでない関係を繋ぎ直すことができるのではないか、と思っています。