不動産屋の僕がたぬきちから学んだこと。

こんにちは。山本です。
最近、あつまれどうぶつの森を始めました。

コロナでなかなか自宅から出られないので、やむなく、です。
決して発売をこころまちにしていた訳ではありませんよ。決して。


ところで皆さんは、どうぶつの森というゲームを実際にプレイした事はあるでしょうか。

どうぶつたちの暮らす村に引越して来た主人公が、家具を揃えたりお金を貯めて家を大きくしたり、虫や魚をあつめて図鑑をうめていったり、とまあ、端的にいうと、目的もなく、ほっこりするゲームです。


どうぶつの森に出会ったのは、僕が小学生の時。

ゲームキューブのコントローラーを妹と取り合ってゲームしていました。
気づけば競争相手だった妹も、互いのゲーム内の家を自慢し合う仲になりました。

で、大人になった僕は、約20年ぶりにどうぶつの森をすることになったんですが、大人になって気づく事、それはたぬきちの偉大さです。特に、僕は不動産という仕事柄、今まで気づかなかった、たぬきちの別の側面に気づきました。

もうこの辺から、ゲーム知らない人は置いてけぼりにするし、ネタバレもどんどんし始めるので、まだ、あつまれどうぶつの森やってない人は、この辺でどうぞ離脱してください。


不動産屋の僕がたぬきちから学んだ事

1. 寛容である。

今回、無人島移住パッケージプランに申し込んだ主人公。

なぜか、島に到着しても所持金ゼロの状態。

普通なら、事前入金で対応するはずなのに、後日入金。

しかも、所持金ゼロな主人公にも、寛容な対応で支払いを待つという。

こんな事業者いる?


2. 自ら当事者になる。

たぬきち、自ら当事者になり、不便な無人島に住み始めます。

不動産の販売業者だと、売って終わり、というところが多いのですが、たぬきちのすごいところは住みながら、住民のサポートまでします。

それにより、主人公は様々な恩恵を受ける事ができます。


3. 同時期に住む人へ同時にオリエンテーションを行い、共同体意識

同時期に住み始める人に対して、同時にオリエンテーションをすることで、1:1の繋がりだけでなく、島に暮らす住民達に仲間意識を芽生えさせます。

オリエンテーションの最後には、キャンプファイアを行い、乾杯。楽しさも忘れません。

同時にすれば人件費削減にもなりますよね。


4. お金が無ければ稼がせる

その辺になってる果物やその辺で捕まえた虫、魚を買い取ってくれます。

積極的に換金してくれる事で、お金が貯まります。

また、雑草を抜けば買い取ってくれるし、後述するマイルも貯まります。


5. 自社マイルを発行し、独自経済を確立する。

たぬきマイレージ、という謎のマイルがあり、これは雑草を抜いたり、魚をたくさん釣ったりすることで、マイルが貯まって行きます。

無人島パッケージプランの料金は5000マイルなのですが、通貨じゃなくマイルで払ってオッケー、とのこと。

結果、僕は狂ったように雑草を抜きまくり、魚を釣りまくり、無事、請求額5000マイルを払い終えました。


6. モチベーション維持のための小さなステップを欠かさない。

マイルを貯め終わった僕は、のんびりテント生活をしよう、と思ったものの、大きな目標を失い、燃え尽きそうになっていました。

そんななか、たぬきちは、「テント、寝にくくない?家、建てる?」と優しく聞いてくれます。追い打ちをかけるように「ローン、組めるよ」と。そっとささやくのです。

家を買い、新たな借金を背負った主人公は、またたぬきちのために働くのでした。


7. 文化施設を積極的に誘致

そうこうしているうちに、たぬきちは友達のフータというふくろうに電話し、博物館を誘致します。

文化施設が来る事で知的好奇心を刺激され、島に新たな娯楽が生まれます。

のんびりできる、知的好奇心も満たされる、そんな島になっていき住民の幸福度も上がります。


8. 多角化経営

実は、たぬきち、少し前は一商店の店長でした。

小商いからスタートしたのです。

それが不動産開発まで手がける様になりました。

思えば、最初の家もたぬきちから買ったので、もともとも不動産事業をやっていたのかもしれませんが、気づけば家の建築から販売、島の開発、とスケールが大きくなっていますね。

とまあ、ここまでは書ける範囲で書いたことです。



正直、たぬきちから学んだことは、たぬきちのブラックな営業テクニックでした。

ここから先は善良などうぶつの森プレーヤーには見せられないので、有料にしました。どうぞUターンください。


ダークサイドたぬきちから学ぶブラック仕事術

1. まずはフリーミアムで囲い込む

考えてみてください。
物件買うのに、どこの業者が事前入金という手段を取らないのでしょうか。

飛行機乗るのに、ツアーパッケージ組むのに、どこの業者が事前入金を求めないのでしょうか。
ここからは、僕の推測なのですが、これは顧客をフリーミアムで囲い込むためだ、と思います。

今回の無人島パッケージプラン、3人の申込があったそうですが、たぬきは言います。

「本当はもっと申込が欲しかった。」

なるほど。

だから、金持ってなくても受け付けたんだな。
申込のハードルを下げて、申込をとったんだなも、そして後日請求なんだなも、と。

(あくまで僕の推測です。)

ただ、そうなると最初のお金はとりっぱぐれるのではないか、と思ったのですが、そこにも勝算がありました。


2. 移動手段を手中に納める。

この無人島、移動手段が飛行機だけなのですが、前述のフリーミアム戦略(正確にはフリーミアムとは違うのですがご愛嬌)の勝算はここにありました。

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