「悩みを紙に書き出そう」
「その日あった良いことを3つ日記に書こう」
誰もが一度は耳にした言葉だろう。
確かに力のあるアドバイスだが、一方、こう反論してしまうこともありそうだ。
「わざわざ悩みを書いたりなんかしたら余計にドツボにハマるのではないか」
「辛い時に良い出来事を考えるのなんて無理だ」
わざわざ悩みにハマることはないし、かといって無理にポジれとも言わない。
状況を冷静に観て、ニュートラルに引き戻そうよ、というのが今回の話。
具体的には、一度悩み・不満を吐き出す。
そして、各々の項目を裏返し、意外と何とかなっている点を探してみよう、と。
冒頭に掲げた不朽の名作の主人公・ロビンソンは航海中に難破、
たった1人流だけ無人島に漂着。
が、彼はそんな中、まさに上記の考え方を用いて、
"思っているほど状況は悪くない"と徐々に立ち直っていく。
「あくまで物語だろう」と言ってしまえばそれまでかもしれない。
が、そのような極端な状況からでも活路は見出し得る、
という例を見た方が、多少なりとも挑んでみやすくなるのではないだろうか?
最後に、2000年前から語り継がれれきた哲人の言葉を引いて締めようと思う。
※上記はあくまで筆者個人の見解であり、心理療法等の専門的見地に立つものではない点ご了承下さい。