「氣」を読み取る。
保育と療育を考える専門家りょうこです。
Aくんがオモチャを振り回していたら、
近くにいたBくんに当たって
「痛い!」と言われ、
Aくんは一瞬バツの悪そうな反応をして
その場を離れる。
保育現場でも
よくある光景です。
この時、見ていた大人は
痛いって言ってるよ?
なんて言うの?
などと声をかけることが
多いのではないでしょうか。
療育の現場では、
注意されること自体が
受け入れられない子もいます。
理解することはできるけど、
やってしまったことに
向き合うことが苦手。
そういう特性の子は、
学校生活や家庭などで
注意されることが多いものです。
注意される
↓
攻撃された!
身を守らなきゃ!
という、自己防衛本能が働く
↓
反発する、
嘘をつく、
聞こえないフリをする、
逃げる etc…
↓
それに対して、更に注意される
↓
繰り返し…
同じ注意でも
大人側のテンションや
気持ちの持ちようによって
伝え方を変えたりすることは
ひとつの手法としてありますが、
なんなら
何も
言わない場面もあります。
子どもの防衛本能を
必要以上に働かさず、
子どもたちの間にある
「氣」を読む。
痛い!と言った子の
熱量が伝わった「氣」があるなら、
ごめんねを言わせることだけが
解決ではない。
その場で
向き合わせることだけが
療育ではないのです。
大事なのは、
子どもの間に流れる「氣」
を、
大人が読み取れているか
ということ。
そして、その「氣」は
大人側の心の状態が
安定していないと読み取れません。
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りょうこ@保育と療育を考える専門家
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