惣菜屋地下の地下大きな木殺人事件

そのお店には、広い広い地下空間がある。
排水溝のようなダストシュートのような、小さな小さな穴を2回通り抜けると、どれだけ深く掘ったのかと言わんばかりの空間に出る。
むしろ地球を通り抜けて、反対側へ出てしまったかのように、その空間には空も広がっている。

その空間には人を始めとする動物はおらず、ただ大きな木が何本もそびえたっている。
事件はそこで起こった。

被害者と犯人

被害者は男性、犯人も男性。
この事件自体は偶然らしいが、どうやら怨恨も絡んでいるとか。

最初の事件と経緯

実は地下の大きな空間は、気づけば今のようになっていたそうだ。
犯人はいつの間にかそこに居付くようになっていたという。
ところがそこへ、同じく地下を発見したある企業が、よりにもよって産廃処理場にしようと言い出した。
さっそく土地の持ち主(地上にある惣菜屋の店主)に打診、それなりに大金を報酬として出されたこともあり、店の儲けも減ってきていた店主は許可を出してしまったらしい。

そんな話を男も耳にして、ならばとある企業の代表をやっつけてしまえば、計画も立ち消えになるだろうと考えた。
そこへやってきたのが今回の被害者である。彼自身は企業の代表ではない。ただ無関係かというとそうではなく、改めて地下空間の調査に来たのであった。
犯人が結局こいつも仲間であることには変わりないと思ったのかは定かではないが、きっかけは、ただただ偶然に出会ってしまったことらしい。
ともあれ、突然の来訪者を怪しんだ犯人は、丸太でもって一撃を加える。しかし打ちどころが悪かったために、被害者は亡くなってしまったのだ。



そんな話を、深夜に店番をしているパートのおばあちゃんから聞く。
その際、ついでにおつとめ品の半額シールを貼った弁当をレジに持って行くと「ここのは添加物がやばいんだよ」と、店員にしてはどうかと思う情報を付け加えてくれた。
余計なお世話である。


・被害者の遺体を犯人はどうしたのか
・本来の対象である企業の代表ら関係者はどうしたのか
・犯人は捕まったのか
・犯人が地下に居座るようになった経緯は?
・そもそも地下について本当に誰も知らないのか
・惣菜屋の店主は地下空間について本当はどこまで知っていたのか
・おばあちゃんは無関係か

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