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才能 VS 努力ではなく、「努力」そのものが「才能」 【#72】

コテンラジオを聴きながら寝落ちする。AMには起きて、読書を小一時間。夏目漱石『明暗』をゆるゆる読み進める。文章の筋肉質と流麗さのバランスに息を飲む。

忽然お延の頭に彼女と自分との比較が閃めいた。姿恰好は継子に立ち優っていても、服装や顔形で是非ひけを取らなければならなかった彼女は、いつまでも子供らしく羞恥んでいるような、またどこまでも気苦労のなさそうに初々しく出来上った、処女としては水の滴たるばかりの、この従妹を軽い嫉妬の眼で視た。そこにはたとい気の毒だという侮蔑の意が全く打ち消されていないにしたところで、ちょっと彼我の地位を易えて立って見たいぐらいな羨望の念が、著るしく働らいていた。

銀座のパーソナルへ。カンボジア渡航が迫るものの、行けるときに行っておく。前日の筋肉痛が取れていない下半身は避け、腕・肩周りを攻める。業界で飛ぶ鳥を落とす勢いの「全力ストレッチ」の話題で、懇意にしているトレーナーとひとしきり盛り上がる。今度、体験行ってみよう。

WITH GREENのスタンプが満点になるのも2回目。食物繊維サラダにレッドチリチキンをトッピングするのが一つの解と辿り着いた。ジムに行く前におにぎりを食べることはあっても、日中に糖質を摂らないことのメリットは大きい。何よりも仕事中に一切眠くならない。その意味でもランチをサラダで済ませる効用はでかい。

夕方の取材まで時間が空くので、整体に行くかサウナに行くか迷う。結局渋谷に行ってしまった方がいいだろうとの判断で、桜丘のSAUNASに。

自分はあんまりサウナに長居するタイプではないので、サクッとのショートコースを常設してほしい。三発スムーズに済ませて、近くのルノアールにin。いつもは渋谷のQWSでフィジカルで行うものの、本日はリモートで『起業の戦略論』の取材。着実な進捗、内容の良化に手応え。

ルノアールを出て、道玄坂のすしざんまいに向かう。もう何年、何回、石井リナちゃんと二人きりでざんまっているだろう。

お互いが傷を抱えたときは必ず会って、話し込む仲だ。大人になってから出会った同い年のソウルメイトはかけがえのない存在と言える。

『約束のネバーランド』実写版を観たものの、そもそもこの作品は映画の尺で収まるわけがない。かつ、どうしても登場キャラクターのほとんどを子役が占めることになるので、演出が効きづらい。いろんな意味で残念な作品に留まってしまっている。逆に安眠できる。

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自分は英語科の高校を卒業しており、折に触れて担任の先生も含めクラス全体でBeatlesの曲を合唱していた。とくに『Hey Jude』は一番心に残っていて、卒業式の日もみんなで肩を組みながら、大声で歌ったのを昨日のことのように覚えている。

高校一年生のときに直感的に悟った「英語は10代のうちに終わらせる。読書は一生終わらない」は今振り返っても正しかった気がする。

まずは朝イチ、司法書士の先生に登記変更の依頼を行う。もうこれやるの三回目。その度に結構な費用がかかるのでブルーではあるものの、だからといって放置もできないので、進めるしかない。

前日のスクワットにより太ももが逝った。今日は終日よちよち歩きになりそう。わずかに残ったトレーニング可能な部位を攻め立てるべく、いつものようにAM10にSPACE GYMへ。

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