流しのしたの骨 / 江國香織
それぞれがすこぅしだけ変な、
かわいい家族のお話。
すこぅし冷たいパパ
すこぅし突拍子もないママ
すこぅしマイペースな長女のそよちゃん
すこぅし繊細な次女のしま子ちゃん
すこぅし達観している末っ子の律くん
そんな家族を、
すこぅし離れた距離感でトツトツと語る
主人公で三女のことちゃん。
よそのお家の日常を、
こっそり覗き見しているような視点。
ありそうでなさそうな、
それでいてすーっと脳内に再生できてしまう情景。
登場人物の呼吸まで聞こえてくるような
感覚。
何度も何度も読んだから、表紙のカバーがちぎれて無くなったもんね。
…それでも読み返すからもう本体も汚れちゃったもんね。(写真参照)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?