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韓国ドラマと日本の企業経営
韓国ドラマの魅力
2ヶ月ほど前になるが、ふとNetflixで「スタートアップ」という韓国ドラマを観て以来、僕はずっと韓国ドラマというコンテンツにハマっている。
なんとなく見始めた第1話。たまに入るコミカルなやりとりにクスッとしながら小気味よい緩急を味わいつつ、そろそろ一段落かなと思った途端、劇的な状況がそれまでの平穏な空気を一気に崩しにかかってくる。
そんな状況で第1話が終わるものだから、次のストーリーが気になってしようがない。食い気味に画面右下の「次のエピソードを見る」を連打する自分がいる。
「ドラマはご都合主義」と分かっていながら引き込まれる中毒性は韓国ドラマの醍醐味でもある。
次に観た「未生(ミセン)」というドラマでは、囲碁の世界で挫折を味わった若者が、企業の闇に揉まれながら成長していくストーリーにのめり込み「もっと頑張れ」と自分の背中を押されるようなリアリティが、韓国ドラマのコンテンツとしての魅力をさらに押し上げてくる。
失敗を恐れない主人公になれるか
一方、現在の日本はどうか。閉塞感が漂う昨今、ニュースやSNSでは世の常識から外れた人間が叩かれ、匿名という名のバリアーに守られた人間達が懐疑心のカケラもなく聖人君子の如くはびこる毎日。
いつからか、日本は「失敗を許さない」国になった。
数々の失敗から這い上がってきた国だったはずなのに。失敗を許容しなくなったから日本からイノベーションが生まれなくなった。そう言われても仕方がない。
いま一度立ち返るべきは
失敗を許容する懐の深さと失敗から学ぶ貪欲さ。
失敗を恐れずに大胆に行動する主人公。何度失敗しても挑戦し続ける姿が周囲を変えていき、大きなうねりを作っていく。韓国ドラマのストーリーのように大逆転とはいかないまでも、「この続きを観てみたい」と周囲に思わせるような会社になるために。