【子ども服のデザイン気をつけて!】子ども用パジャマ、○○状態になり、重傷。
お久しぶりのNOTEです。
家族連れお出かけし辛いこの時期。ほっと片手が空いたすき間時間。
ぼーっとひたすらネット通販眺める時間ってありませんか。
ほんとにこれ必要か?、
そもそもどこに着ていくんだい
お出かけ着!
とかのつっこみはとりあえず置いておいて、
「あ、いいなあ。かわいいなあ」
「こんなの着せたいなあ」と画面眺める、ささやかな気分転換。
その小さな幸せを奪いたいなんて、思わない。だって私もその時間大事。
小さな買い物で、心がふわっと軽くなること、絶対にあるもの。
だけど、
『選ぶとき、ふと立ち止まろう。ポチる前、まずはひとまず一呼吸。』
『危なくない?「もしかして」、気にする視点も持ってみる』
そんな標語を、言い続けたい気持ちも、同時にあるわけで。。むー。
この子の安全を守る服選び、という視点を
大人顔負けのデザイン、かわいさ追求したデザイン、大人が着せたいデザイン、、でも子どもは思いがけない動きをします。
だから、
「この子の安全を、この服は守れる?」で、一歩立ち止まることが大切なのだと思います。
消費者庁から、注意喚起メールが届きました。↓
子ども用パジャマを脱衣中の児童。頭が襟ぐりから抜けない状態になり、環軸椎回旋位固定(※1)の重傷が報告<消費者庁より>
環軸椎回旋位固定。
こちらは、ふざけあいっこで起こった話。
思いがけない怪我が起きてしまった時、保護者は自分を責めがちです。でも、その時に着ていた服に疑問をもつ視点、これまで少なかったのではないでしょうか?
例えば最近流行のオーバーサイズが、子ども服でもデザインされていることがあります。子どもはすぐ大きくなっちゃうから、大きめを選んだりもしがちです。しかし、身体にあっていない子ども服は、子ども自身が裾を踏んだり、滑って転倒したり、逆にキツすぎて皮膚が圧迫されるなどの事例が報告されています。
子どもは、どんな服を着たいか。子どもにどんな服を着せたいか。
着せてた子ども服でケガしても、それは自己責任とか言われがちな最近。そもそも親がちゃんと見ていれば、事故なんて大事にならないはず、とかも。
だけど、そんなはずないよ、と思うのです。だって、子どもは思いがけない動きをするもの。
「安全に対する知識、持ってたらこれ選ばなかったよなあ」「子ども服って、私とおんなじでは無いよなあ」と買ってから、怪我が起きてからめちゃくちゃ後悔するのは、悲しいです。これ以上、増やしたくないです。
子ども服を選ぶ目、バージョンアップしよう
例えば、子ども服にデザインされたひもやリボン、フードなどは、思わぬ事故につながることがあり、海外では死亡事故も報告されています。長らく、日本は各メーカーの自主ガイドラインがあるのみ、対応はバラバラでした。
2015年12月、日本に「子ども服のひもの安全規格 JISL4129」が出来ました。そもそも安全に配慮した、統一した子ども服の安全規格(目安)が欲しい、という消費者の声から生まれたのが「子ども服のひもの安全規格」です。
規格が出来、店頭から激減したはずの「危ない」デザイン、5年経った今、再び注意喚起が必要な状況です。
これからの保護者さんへ
すきま時間で気軽に購入できる時代の子ども服選び。売ってない、が探せば見つかる時代。
子育て世代は少しずつ入れ替わり、ネットで世界とつながっているじだい。だからこそ、「子どもの安全を守る服」という視点、知識のバージョンアップが必要なんだよなあ、と思うのです。