見出し画像

放送大学大学院で修士を目指す話。その3 ー学習スタイルが定まってきた

学生生活が始まりもうすぐ1か月。
自分はもっと勤勉だと思っていた。

想定していたより全然学習が進んでいない。

前職に比べたら残業はほとんどないし、休日に予定がつまってるわけではない。なんなら、この日はオフにして勉強しよっと!なんて意気込んで何もしない1日だってあった。
おとなしく、いや張り切って遊びに出かけた方がよっぽど有意義だったと思う。
このありさまで修士を目指すなんてよく言えたものだ。

そんな情けない学生生活を送っているものの、なんとなくスタイルは定まってきた。
今回はそんな私の学習の流れを紹介したい。

①章をひととおり読み、ポイントにマーカーをひく

まずはテキストをひととおり読んでみる。
細かい用語を覚えようとせず、ストーリーを追うようなイメージで全体の流れをつかもうと試みる。

その中で、大事だと思ったところ、なんとなく引っかかったところ、反論したいところなどにマーカーをひいていく。

まっ黄色のテキストは恥ずかしいものだけど、意外とマーカーだらけになることはない。

②出てきた用語を用語集に記録する

次に、その章で出てきた用語をひたすら用語集に記録していく。

記録にはnotionという機能モリモリのメモアプリ?を使っている。
ログインすれば同期されるので、PCでもスマホでも同じ作業ができるのがとても便利。
ただ、今のところいくつかの機能しか使えていないので、非常にもったいない使い方をしてるんだと思う。

notionはデータベース化に強いアプリケーションのようで、エクセルみたいな表に、いろんなプロパティを設定できる。
用語、意味、唱えた人、科目名などを設定して、一覧化していく。
今のところは記録しておくだけだが、今後課題や試験の前に見返すときに役に立つ。はず。

用語がずらっと並んでくると、やってる感が出てよい。テキストをノートに書き写して勉強した気になっていたあの頃を思い出す。

③ポイント部分を自分なりにずらっと箇条書き

次の作業もまたnotionを使う。
まずは科目ごとのページに、さらに章ごとのページを作る。

そしてもう一度テキストを開き、マーカーを引いた部分を中心に読み返し、自分なりに噛み砕いた上でnotionに箇条書きしていく。

そこにはテキストの内容だけでなく、そこから考えたことや疑問、反論なども書き足しておく。(テキストと追記部分は区別できるように)
するとオリジナルのテキストが完成する。これもやってる感が出てよい。

今のところは、以上のような流れで学習を進めている。ここまでやるのにかかる時間は、1章につきだいたい1時間〜1時間半くらい。
ラジオやテレビは使用していない。
モチベーションは保ちつつ、面白く学べているので、最初にしては悪くないと思っている。

そのわりにあんまり進んでないらしいじゃん?

学習を習慣化する勉強法

学習を習慣化する勉強法は、以下の3段階にまとめられるそうだ。

  1. 情報を入れる「リハーサル」(繰り返す、コピーする、下線を引くなど)

  2. 情報を整理する「体制化」(概要をまとめる、図式化、教え合うなど)

  3. 長期記憶として定着させるための「拡張」(イメージ化、質問、言い換えなど)

(出典:デイル・H. シャンク、バリー・J. ジマーマン編著、塚野 州一訳『自己調整学習と動機づけ』北大路書房、2009)

これに照らし合わせて考えてみると、おそらく①マーカーと②用語集は1番目の「リハーサル」にあたるのだろう。
そして③ポイントの箇条書きは2番目の「体制化」。
少しずつ確立しつつあるこの学習スタイルは、理にかなっている側面がありそうだ。よかったーやってる感を演出しているだけかと思ったー!

そうなると、あとは3番目の「拡張」にあたる学習方法を組み込むのが有効だと言えそうだ。

③も「拡張」と言えるか?とも思ったが、これがいわゆるアウトプットにあたるとすれば、他者に説明したり議論したりすることが想定されているんだろう。
なるほど、ゼミや講義でのグループワークは学びを深める以外にも、記憶を定着化するはたらきもあったのかもしれない。
独学の場合は、この部分を自分自身でどうカバーするかが鍵になってきそうだ。

学習の成果はいかに

まだまだ工夫の余地がありそうだが、学習方法はなんとなく定まってきた。ただ、学んだことが身についているかはまだなんともいえない。

11月には通信指導の提出がある。
郵送またはwebで提出する中間テストのようなもので、これをクリアしないと単位認定試験を受けることができない。

試験の結果=学習の成果そのものを示すわけではないが、一定の効果は測ることができるはずだ。

来月の試験の結果をお楽しみに。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?