嫌なことから逃げるだけの女

生活習慣が乱れている。
綺麗にしても部屋は汚くなる。
分からないことばかりだから、久しぶりに分厚い本を買った。恩田陸さんの本。初めて読む。

自分を許す方法すら分からない女。
休んでも汚い部屋では心が休まならい。
だから、外に一度は出たほうがいい。外に出たら、外の世界が分かるから。乱れた生活習慣が、少しでも戻る気がするから。一生懸命に働く人たちを見ることが出来るから。

昼前に起きて、ヨーグルトとミニブラウニーだけ食って、午後に焼き餅を作って食べた。食べるものが無いわけじゃない。作る気力が湧かないだけ。
色々疲れた。
夕方になって外に出た。
アニメイトに行きたくて。今週は、今日ぐらいしか行ける日が無いかと思ったから。でも、行きの時点で、空腹度がMAXになっていた。ヤバイ、ﾊﾗﾍｯﾀ。
久しぶりの外食。
サンマルクカフェにて。久しぶり過ぎて、注文の仕方がわからなかった。テキトーにパンとホットココア。久しぶりの一人外食。パンだったけど、一口食べた瞬間に、体の力が抜けるほど美味しかった。「あー、これだ。」
そう、この感覚は私を許している感覚だと感じる。
猫舌なのにホットココア。舌がピリピリする。

やる事がいっぱいあるのに、いらない事ばかり考えちゃうの。大人としての生き方とか。でも、外食したら、どっか吹っ飛んでいきそうだった。


たまには、おしゃれをしたい。
可愛い服なんてあまり持ってないけど。
今日は、地雷服を身にまとった。外出時は、厚底シューズ。でも恥ずかしくて白い上着で隠しちゃう。
でも、暑いから脱ぐ。
自由に好きな服着て、好きな事して、好きな所に行っていいのに。いつのまにか、そんな事すら、忘れてしまう。
カフェで、ゆったりして、本を読むのが好き。気持ちいい。
外には沢山の外国人がいる。
夜の世界に足を踏み入れる期間らしい。
それはそれで良い。
閉店する前に、アニメイトへ向かう。

生きるの下手なの。
休み方すら忘れてるの。
みんな、可愛いなって思っちゃうの。
嫌なことから逃げてばかりなの。
猫舌で舌がピリピリしてるの。
美味しいご飯を食べれる習慣にしたいの。
英語が出来るようになりたいの。
元気でいたいの。
自分を許す場は部屋だけじゃなくてもいいの。
私を救えるのはたぶん私しかいない。