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[総括] #ナガノアニエラフェスタ 2024 を終えて #アニエラフェスタ #naf24

はじめに

自分の故郷長野県佐久市で行われるアニソン野外フェス、それが「ナガノアニエラフェスタ」。

自分はこのフェスのことが世界中のどんなイベント/フェスよりも好きです。長野出身として、佐久出身として、心から誇りに思っています。
そんな最高のアニソンフェスが今年は思ってもみない形で幕を閉じてしまいました。

いろいろな想いが溢れてくるのでいつもの私の通り思ったままを綴っていきます。
位置付けとしてはイベント総括記事になるので、できるだけポジティブな面とか楽しかった面とかを中心に書くようにしますが、至らぬ点はご容赦ください。

本当に最高のアニソンフェスなので、嫌なニュースだけじゃなくて少しでもたのしかった様子が伝わって「次回は(も)行きたいな」と思ってくれる人がいたら嬉しいです。

予習記事一覧

どれだけ自分がこのイベントのことが好きなのかがわかるので、事前に書いていた予習記事を共有。
来年も必ず書きます。書かせてください。

アニエラフェスタ2024感想

ライブ面

Day1ライブレポ

Day2ライブレポ

主軸となるライブパフォーマンスについては個別で記事を書いてるのでこちらをご確認ください。終演後の疲労困憊の状態で書いてるのでクオリティは保証できないですが鮮度は抜群です。
2日目は3アーティストしか書いてないのですが...。

環境面

まずは心配されていた天気がなんとか持ってくれて本当によかった..。1週間前の予報では土日共に大雨予報だったのにオタクたち...ではなくて準備に邁進してくださっていたアニエラスタッフたちおよびアーティストの皆さんの普段の善行のお陰で荒天に見舞われることはなかった。

キービジュ素晴らしい

思い返せば昨年のアニエラフェスタ2023のDay1は無念の雷雨により予定されていた半分程度のタイムスケジュールでの中止。
あの悪夢を経験していたので警戒心が尋常じゃなく、開催数週間前から毎日Yahoo!天気と睨めっこしていた。眺めたところで何か変わるわけでもないのだが、雨天決行荒天中止の荒天だけはやめてくれと思いながら日々を過ごしていたので当日が2日とも常に好天ではないながらも開催に足る気候に落ち着いてくれたのは僥倖だったとともに少しでも祈りが通じたのかな、とも思った。
レインコート、使わずに済んだな。

消える飛行機雲
こんな晴れた時間もあった

また、毎年恒例となったテンペストステージエリアでのライフガードの配布は今年もバッチリ実施。
去年は炎天下の時間が多かったのでかなり履けたのかやや配布数や時間帯に制限があった印象だったが今年は十二分な数を確保で熱中症対策も完璧。毎年ありがとう、ライフガードさん。

2日で合計5本かな?

グルメ・グッズ面

グルメは今回初日のお昼に牛串とビール、夕方にケバブをいただきました。
普段お酒を全くと言っていいほど飲まないのだが、フェスの空気にあてられてついつい呑んでしまうよね。フェスってすごい。

ヨナヨナ
牛串
ケバブ。ソースめっちゃ飛ぶ。


グッズは今回初日にグレーのTシャツとマフラータオルを購入。2日目着用しました。
特にグレーのシャツ、色合いがオシャレすぎるしキービジュアル最高だしで買いアイテムだったね。今年は少ししか着れなかったので来年必ず着ていきます。

色合いが良い
2日目開場前

イベント運営面

まずは入場時。去年リストバンド交換にかなり時間がかかりDay1のZAQ一曲目のパフォーマンス観れないという悲劇に見舞われたので警戒して今年は実家に前入りした。結論、かなり改善されてて理想的な動線に近くなってたかな。

初日は10時半くらいに着いたけど既にリストバンド交換は列なし。交換した人から順次入場待機列に並ぶ。去年はリストバンドと入場待機列がほぼ同一みたいな感じでかなり効率悪かったので改善を強く感じた。
通し券の人はDay2で交換し直しなのもこの効率なら全然OKかな。

リストバンド初日

その他レギュレーションのアナウンスや各ステージの運営進行、クロークの捌き方含め全体的にまだ伸び代はあるものの毎年改善がみられており本当に真摯にPDCA回してくれるチームだなと感じるよね。
しかもいい意味で機械的ではなく、すごく暖かみのある運営スタイルは本当に唯一無二。これは自分だけじゃなくSNSでも多くの人が言ってる部分だと思うので毎年参戦してる人ほどそのアットホームさにハマっていくと思う。

後述する中止の旨に関連する部分で言うと手荷物検査。先日のアニサマがかなり徹底して手荷物検査をやっていたのでそれに比べると簡易的ではあったが、他のイベント相当にちゃんと見てくれていた。あれよりちゃんとやるとなると人員を増やすとか機器を導入するとかそもそもバッグ類は一切持ち込み禁止にするとか、何かしら明確な制限を強く設けることになる。
今までアニエラフェスタが大切にしてきた最低限のルールはあるけど基本は自主自律で他人に迷惑をかけない、という当たり前のことができない大人がいる事実が本当に受け入れ難いけど全体的にそうせざるを得なくなりそう。世間へのアピールや各所への説明の意味も込めて...。判断の難しいポイントです。

ただ、現地にいた人は勘違いしようがないと思うけど参加もしてない在宅民が手荷物検査のクオリティが...みたいに難癖つけているのは本当に意味がわからない。ライブとかフェス行ったことないのか?
後述することは本物の悪意はいつどこで振り撒かれるか分からず、それが今回最悪なことにこのイベント中に振り撒かれてしまった、ということです。運営やましてや他の罪もない参加者を叩くことだけは絶対にやめましょう。

イベント中止を受けて

中止までの経緯(※読みたくない人はと飛ばしてください)


2日目、時刻は14時前。テンペストステージ。
i☆Risの圧巻のパフォーマンスが終わるとアナウンスが告げられる。

「テンペストステージは進行を一時中断させていただきます。案内があるまでその場でお待ちください。」

おそらく去年の中止の悪夢を味わっている人ならば雷のことが真っ先に思い浮かぶだろう。
何せi☆Risのパフォーマンス中も小雨がパラパラしてたのでこの後荒れるのかな..という不安もないことはなかった。
慌てて自分のスマホで雨雲レーダーを確認。しかしそこには多少の雨雲はあれど雷レーダーに反応はなし。違いそう。

であれば機材トラブルかな?ステージの設営不具合かな?なんて話を同行者としていたが、5-10分おきくらいで繰り返されるのは同じアナウンスのみ。シャニマスが次に控えてることもあり、自分たち含めその場から動かずにじっと待機していた人も多かった。インターネットも混雑してなかなか繋がらない時間も。
ただ、時間経過してアナウンスも途絶え、どうやらなにか様子がおかしいことに気づき出す。自分も暇つぶしにとスマホを開くと、とある個人アカウントのXへの投稿が目に入る。

「アニエラフェスタで人が刺されたらしい」

立ちくらみがした。今、この瞬間、自分がいる空間で?理解できるまでに時間がかかると同時になかなか再開されないステージにも合点が行った。

そしてしばらくして、ステージ上から警察による現場検証のため以降のアニエラフェスタは中止となる旨が告げられた-------

今の率直な気持ち

まずは被害に遭われた方の無事を心よりお祈りしております。どうか、どうか無事であってほしい..。

また、他の参加者やスタッフの皆様、アーティストの方々は無事だったということで被害が広がらなかったのは迅速に対応してくださった運営の方またその場に居合わせてしまった方のおかげであると考えます。二次被害の防止いただき本当にありがとうございます。
また、その後の安全も鑑みて中止を決断したアニエラ運営の判断を全面的に支持しています。我々を守っていただきありがとうございました。

そして、今の自分個人の気持ちとしては何よりも今は本当に、本当に、本当に、、、悔しいです。
自分が世界で1番好きで、何よりも地元の誇りだと思ってる最高のイベントが、こんな形で台無しにされるなんて思ってもいなかった。今も受け入れたくない。

コロナ禍で直前での開催中止を余儀なくされたことも乗り越えて、去年の無念の荒天中止をも乗り越えて、幾度とない逆境をも乗り越えてきたアニエラフェスタ。
今年だって雨天予報さえも塗り替えて最高のフェス空間を作り上げてくれたアニエラのコバヤシリョウ代表はじめとしたスタッフの皆様。天気さえ保てばもう恐れるものはないと思っていた。それなのに、、、、、たった1人の身勝手で卑劣な行為のせいで全てが壊されてしまった。

自分自身が残りのアーティストを楽しめなかったのが残念だ、もっと楽しみたかった、萎えたという気持ちは当然ある。めちゃくちゃある。ないはずがない。
でもそれ以上に出演を楽しみにしてくれていたアーティストさんたち、全力の準備運営をしてくれていたアニエラスタッフの皆様、会場を貸してくれたりバックアップしてくれている佐久市やスポンサーの皆様、そしてわざわざ遠方からも駒場公園に駆けつけてくれた来場者全員、すべての人たちの想いが無碍にされたようで本当に悲しいし悔しいしやり切れないし色んな気持ちが胸の中に溢れてきて止まらない。

SNSで色んなアーティストさんやオタクの方々が投稿する「佐久好きになった」「長野はご飯も空気も美味しい」「アニエラフェスタの雰囲気が好き」「運営もアットホームで楽しい」。そんな言葉の数々を見るたびに、ただの1ファンである私が思うのもおかしな話だが、自分ごとのように嬉しくなる。

それほどまでにこのナガノアニエラフェスタというイベントは、大袈裟に聞こえるかもしれないが自分の中での人生の一部になりつつある、特別なものである。もっとたくさんの人に知ってほしい、きてほしい、楽しんでほしい。

だからこそ、自分が大好きな長野県が、地元佐久市が、ナガノアニエラフェスタが、アニソンフェスが、こんな形で全国ニュースになってほしくなかった。

なんでだよ。悲しい。悔しい。

今後の開催について

心の底からまた来年リベンジを期待してる。こんなに素晴らしいイベントの火を絶やしてほしくない。これは一度でもアニエラに触れた人の総意に違いない。

ただ現実的には慎重な判断が求められることにはなると思う。おそらく開催できたとしても考えられることとしては(効果があるかは分からないが)「警備に費用をかけてコスト増→チケット代高騰」や「手荷物検査の厳重化によるUX改悪」は容易に想像ができる。他にも会場同じで良いのかとか、各所への届出は、とか、色んな要素が出てくると思う。全て安全には替え難いけど、それだけ調整のハードルは上がり、世間や近隣住民からの目線も厳しくなることも予期される。


それでも自分はアニエラを愛するすべての皆さんにこう伝えたい。

また来年9月、必ず駒場公園で会いましょう!
会えると信じましょう!!

まとめ

アニエラフェスタの個人的に大好きなところは、その場にいる人たちがみんな楽しそうでこのイベントのことを好きなのが伝わってくるところ。スタッフ含めて。

中止のアナウンスがあった時も、怒号やブーイングが飛び交うのではなく自然と拍手が起こり、これまでの感謝と来年への期待を運営サイドに伝えていた。そういう部分が本当に好き。
だって本当に楽しすぎる空間なんだもの...。

中止になって出演できなくなったアーティストさんたちも、絶対1番悔しいはずなのに、必ずリベンジしたい、この場所を守りたいと発信してくださっている。
それを見るとすごく心強いし、また前に進もうと思える。


失意の中、家について今回1番楽しみにしていた安月名さんの披露する予定だったセトリでの急遽ライブ配信を観ていた。

“今届けたい音楽がある”

その言葉通り、この日だからこそ届けたい音を用意してくれていたアーティストがたくさんいたはず。
また来年、その時に届けたい音楽を受け取りに行きます。かならず。


冒頭にも書いた通り本記事は二日間の総括記事なのでできるだけ楽しかったことも書きましたが、どうしても最後は悔しさが溢れてしまったので見苦しい部分があれば申し訳ございません。

この世界最高のイベントを絶対続けてほしい、成功させ続けてほしいその一心です。

ただの1ファンである自分にできることが本当に少なすぎて無力感に苛まれるけど、やれることはやっていきたい。クラファンあるなら絶対に参加します。もっとたくさんの人に興味を持ってもらえるよう、アニエラフェスタはこんなに楽しい場所なんだという魅力を知ってもらえるよう、発信します。

そして今度は、「ナガノアニエラフェスタ」の名前を”大成功”として全国ニュースに載せましょう。みんなで。


散文お読みいただきありがとうございました。

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