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遅くて、退屈で、つまらない場所

SNSには書かない(書けない)ことを中心にnoteを月に4本更新します。中身は藝大院の話、プロジェクトの過程、アイデアの種、苦しんでいる葛藤の様子などを書き散らかしてます。
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#アート

同年代アーティストに追い付くために

前回のnoteを書いた直後に思ったこと。 自分は「流されずに流される」ということを大切にしているのですが、それで言うといま「流されてない」なと。 むしろ、「流されずに」の部分だけ強くなってしまっている感じがあります。 偶然性に対しては常にオープンでいる気持ちはあるんですが、もう騒がしい飲み会はいいやとか、語学の勉強ダリィとか、早く会話を終わらせてしまいたいとか、1人で勉強するか映画観てるほうがいいやで。 結局孤独を愛してしまっています。オープン・ダイアローグ、つまり対

CAF賞2023 反省と振り返り①

はい、2週間東京に滞在しましてフランスに帰ってきました! またこの異国の地で淡々とやっていきます。 さて、ようやくまとまった時間がとれたのでゆっくりCAF賞2023について振り返っていきたいと思います。結果は前回のnoteで報告しましたが、

「学生」であることの弊害

ここ数日の自分は前回と打って変わってダメダメです。 前回のショートエッセイ👇 ちょっとくらい愚痴?弱音?吐いてもいいよね…お見苦しいと思うので購読者限定ゾーンで。昨年から藝大大学院に入って「学生」という肩書きを得たことの弊害とかについて。去年からちょこちょこ呟いてたけど。

「世界にはたった1人でも自分の味方がいる」ってだけで茨の道のアートの世界でも闘っていけるかもしれない

今週のエッセイのお時間です。いやー怒涛の日々が終わった…本当にすごかった。ちな、先週のエッセイはこちらです。 世界中から友人がパリに集結!合計で10人以上かな?連日誰かと会っていました。 まずはですねー。川俣正さんの個展のオープニングが大学近くのギャラリーで開かれていたので、もしかして本人がいるかもしれないとの期待で覗きに伺いました。 ちなみに川俣さんは今僕が留学しているボザールで数年間教鞭を取っていて、なんなら所属している藝大の先端芸術表現科を作った一人も川俣さんです

ひとり集中できるパリの居住・学習・生活環境について

パリに来て3週間が経った。早い。 日記(毎日書いている)を振り返りながら1週間の思考をまとめるこの時間が割と良い息抜きになっており、しかもこんな散文を一定数読んでくれる人がいることに感謝しかない。自分にとって"書くこと"と"生きること”はニアリーイコールなので思考を整理しながら垂れ流していきたいと思います。 先週分はこちら👇 まずは、今のパリの環境についてシェアします。 パリ6区にある学生寮に居住してます。「CROUS」という日本で言う大学生協的なところが運営しており

準備は十分してはいけない。完全にトラベルブルーな状態のまま手を動かす

教えることで、教わったことが理解できる / 「OUT SCHOOL 2023」と成果展「漂流のゆらめき」に寄せて

今年の6月から7月中旬まで開催された株式会社A-TOM主催の「OUT SCHOOL 2023」において、富山側の講師と成果展のキュレーションを務めた感想をまとめたいと思います。 OUT SCHOOLとは1ヶ月の実践型美術講座であり、最大の特徴は、参加者が作品を制作して展示発表まで行うことでしょう。 美術家やキュレーター、評論家といった美術に関わる講師(例:名和晃平さん、大巻伸嗣さん、やんツーさん、長谷川裕子さんら)の指導のもと、受講者が自らのアイデンティティや社会への眼差

人生を脱線させていく方法について思考する

5月一発目のマガジン更新です! 100BANCHから出たインタビュー記事、読んでくれましたでしょうか! 藝大入ってからの1年制作してきた作品や活動、最近の思考についてまとめてくれています(ライター/編集者さん感謝です) 端的に言えば ポジティブな意味での「道を外す(脱線する)」方法を試行錯誤しています。まあ、ほら、社会って変化を嫌うじゃないですか…。すぐレールに乗せて固定化してコントロールしてくれるじゃないですか…。 固着や安定に対して絶対アンチ!という訳じゃないけ

孤独もクソもやりたくもない仕事を、やってる暇など到底ない

金沢にいる時は基本的に人と会うことはない。けど、なぜか寂しさを感じることもない。結局本や何かを通じて、それを作った人と対話のようなものをしているからだと思う。こう言うとカッコイイがただの引きこもりである。 なんなら今は、大量の本を抱えてもっと誰の声も届かないところに行きたい気持ちすらある。 基本的に(特にフランス人)思想家の言ってることは難解だ。わかりやすい入門書を読むところからはじめたり、都度ググりながら注釈を入れて、投げられた問いを自身の経験と結びつけて、バーっと書き

交換留学の書類出したった。希望する留学先は...

せいせいせーい。 10月もあっっっっっという間に終わって引いてる。制作とか展示しながらコンペに応募したり色々書類作ってました。 そしてなんとか、藝大の交換留学の制度の書類について、担当教員からサインもらって一息…! 元々入学した時から交換留学制度は頭の片隅に入れていたけれど、今夏海外行ったあたりからその意識が強くなりました。 と言いつつも、研究内容や行きたい国と大学が定まらず書類提出締切日だけが近づいてくる。 何かアクションせねばと、去年通っていたアートトの小澤さん

【藝大ATLAS展】12名の教授からの講評と考察と確信したこと

藝大で開催されていた「ATLAS展」無事終了しました。 遠くまで来てくれた友人たち、そして作品みてくれて嬉しかったどす〜! 6日間のホットサンド作って振る舞うパフォーマンスを通じて、学部の通年テーマが「共有と連帯」でありながらほとんど繋がれていなかった同期や他の藝大生とやっとまともにコミュニケーションできた感覚があって、楽し嬉しかったです。やっぱり共に飯食うって大事。焚き火もできて最高。 自分で言うのもなんですが、31年生きてて、周りに人が集まってくるところが完全に自分

ホットサンドで賞取った

こんちは! すいません10月からnoteで新しいメンバーシップはじめたりSlackの準備もしたいのですがバタついて上手く動けず…前回お伝えしていたアートアワード、最終選考9名からパスしてなんとか受賞にこぎつけました…!

アートは、自分を高みに連れてってくれると確信している

最近絵を描きまくってます、るってぃです。絵描き歴は3〜4ヶ月になりました。はじめたキッカケなどはこちら↓

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言葉を使わないで「自分は何者か」を表現する

朝から友人のやってるYouTubeチャンネルに出演した。 ここでもそうだが「プロ無職ってなに?」「どうしてアートをはじめたの?」というのをよく聞かれる。番組用に短く簡潔に答えてるか、自分はあえてこれを言葉を使わずに表現したいと思っている。 12月にはタグボード主宰のアートイベントに出店することにした。ギャラリストによる審査付きで、賞金や台湾でのグループ展への出店、ギャラリーへのスカウトなど色んなメリットがある。表現をはじめて1年半が経つので、そろそろ今の自分がどの程度のも