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遅くて、退屈で、つまらない場所

SNSには書かない(書けない)ことを中心にnoteを月に4本更新します。中身は藝大院の話、プロジェクトの過程、アイデアの種、苦しんでいる葛藤の様子などを書き散らかしてます。
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2024年6月の記事一覧

帰国の予定日がおおよそ決まりました

バタついててあれですが、約1年のパリ国立美術学校(ボザール)の交換留学を終えました! こちらの学期末は日本のエモーショナルな別れ…とは全く異なり3日間本気のパーティ。思えば最初大変だったけど結果めっちゃ良かったなぁと。 流石に先週のロンドン訪問から今日までぶっ通しで来て、いま寮の退去の荷造りに追われているので、またゆっくり振り返ります。 そして意外な展開で帰国の予定も見えてきました。

ロンドン、熱い夜、大いなる刺激

3泊4日で弾丸でロンドンに行ってきた。 半年ぶり2度目の渡英。前回も1泊2日とタイトだっためフランス滞在中、絶対にどこかのタイミングで行こうと決めていた。アートコーディネーターの三木茜さんと別件でやり取りしていた時に「6月末までロンドンにいるんですが来る予定ないですか?」と来たので、ユーロスター(新幹線みたいなやつ)をノリと勢いで予約。物価が恐ろしいことになっているので(1ポンド=200円)、フランスのワインとお弁当を持ち込み向かったのであーる。 テートモダンでオノヨーコ

歩くことが生き方そのものと関わっているとしたら「ゆっくり歩くことができる」ということについて

6月なのにまだ半袖1枚で出かけることを許されない、春と夏のあいだを彷徨い続けているパリの気候。しかし、歩くのにはちょうど良い気候。はじめ外に出た時は「うわ今日の服装ミスった」と大体思うが、10分、20分、30分と歩いてる内に身体が温まり、上着のカーディガンを腰に巻き付け、最も最適なコンディションで足取りが進む。 「パリは歩くのが楽しい街」 大体みんなが口を揃えて言う。どのエリアを切り取っても迷宮のような街並みが連続しており、歩くことを飽きさせない(道に落ちまくっている犬の

パリ留学終わるので「まとめ」に入ろうとしている

昨日正午、意気揚々と家を出た。 目指すはパリ市内から北に40km離れたジャン=ジャック・ルソー公園。行きたい理由はなんとなく。ヨーロッパに来てから、すっかり「森」というものが面白くてたまらねぇ!となっている。こっちの公園は「公園」とは名ばかりでほぼ「森」だったりする。 森は「遭難」や「迷うこと」、「さまよい歩くこと」を象徴するイメージでもある。都心の喧騒や目的思考から離れ、当てもなく感覚に任せてふらふらと歩くのにうってつけの場所だ。ブリュッセルのカンブルの森を歩いた経験は