尼崎のスラムから東京藝大、そして詐欺師と疑わない母 / 「尼人」を読んで書き綴った3538文字のこと
美術家の松田修さんの半生を綴った「尼人」を一気読みしてしまいました。今年もやれフランス哲学だのなんだの小難しい本を色々読みましたが、そんなもの飛び越えてぶっちぎりに良かった。なんでだろう。「尼人」は美術に興味ある・志してる人じゃなくても本気でオススメします。「尼崎のスラム街から東京藝大へ」という字面だけ見ると対象を狭めそうですが、全くそこに留まってません(というか一部に過ぎない)。階級・貧困・福祉的な話でもあるし、何より、側から見たら困難なこともボケといじりで生き抜いていこう