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学校に行かないという選択③

心が不安定なときは無理しない、無理させない。
心が元気になってくれば自然と身体は動き始める、動き出したくなる。
心を穏やかにするためにも、子供にとって居心地の良い家にすること。
そして私も自分らしく人生を楽しむこと。

息子が不登校になってから一年半。今私が意識していることです。
でもこれって不登校と関係ない事かも、とも思うんです。


誰でも心が疲れてしまう時がある。
自律神経が乱れて体調不良になる時がある。
何もしたくない、何もかも投げ出したいと思う時がある。
会社に行きたくないと思う時がある。

私も若い頃、月曜日になると会社に行きたくなくて熱が出たと嘘をついて会社をずる休みしたり、ドラクエの新作が出るとゲームをしたいから会社を休んだこともある。
今でも「なーんにもしたくない」と一日中ソファーでだらだらすることがある。

そんな時は「自分は今サボってる」と思ってしまって、罪悪感に苦しくなったりする瞬間もあるけど、そうやって自分の心を休めているのかもしれない。少し休むとまた頑張れたりするから。

なんか自分の話になってしまった(^^;)

なにが言いたいのかというと、不登校の期間って「次に動き出すために心を休めている期間」でもあるんじゃないかなと思うんです。
本人にとってはとてもしんどい期間かも知れないけど、子供は大人が思っているよりずっと自己回復力を持っていると思う。


回復するまでの時間は人によって違うけど、必ず自分で乗り越えられる。
自分で乗り越えるためのエネルギーは自ら生み出せると思う。
親はそのエネルギーを子供が自ら生み出せるように、太陽のように見守りながら、温かくて安心できる環境を整えればいいんじゃないのかなと思う。

キレイごとを書いているように思うかも知れないけど、この一年半の間息子の気持ちに土足で踏み込み、子供から「オレをコントロールしないでくれ」「勝手に決めないでくれ」とまで言われて初めて、私は良かれと思ってやってきたことが実は子供にとっては大迷惑にしかなっていなかったことに気づいた。


そして、会う度に「子供は親の表情や言動をよくみてるよ。お母さんも辛いと思うけどお母さんが元気で明るくいれば子供は絶対大丈夫だからね。ゆっくりやっていきましょうね。」と言ってくださる方たちのおかげで、やっと上記のような思いに至ったんです。

不安や心配は無くなりませんが、それでもうちの子は絶対大丈夫だと思ってます。


【見守る事は信じる事】

そう思えてからは、何があっても「ドンと来い!」って感じです(笑)

子供に対して”私は親だから”といった感情をを手放して、1人の人間同士といったスタンスで接するようになったら、子供たちのホントの思いに少し触れられたような気がしてます。

今は高校をどうするか、息子と話し始めています。
自分がワクワクする道を選んで欲しい(^^)




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