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(2023/03/22/水)1500年前のコップ(マグカップ?)
本日の写真
陶質土器 コップ形土器(複製品)
出土地:築池地下式横穴墓群
年 代:古墳時代中期(5世紀)
原所蔵:都城市教育委員会
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陶質土器 コップ形土器(複製品)
出土地:築池地下式横穴墓群
年代:古墳時代中期(5世紀)
原所蔵:都城市教育委員会
こちらは、最近紹介している土器と同時代に作られた陶質土器のコップです。
この展示品はレプリカで、現物は作られてから1500年程立っている古い物ですが、デザイナーが作ったマグカップの様なデザインで、今でも陶器市等に行くと売っていそう(?)なデザインだと思います。
なんか、カフェオレを入れて飲むと美味しそうな気がします。
不明な単語『陶質土器』
私は博物館等に行った際、どうしても惹かれたり、気になったりした展示品を、撮影しております。
(撮影する際は施設に許可を得て撮影しております。)
その写真をこのnoteで、忘却禄もかねてアップロードしているのですが、改めて写真内の解説パネルを見た際に不明な単語が出てくる時がたまに有ります。
今回、こちらの展示品が展示されていたコーナーは多くの『須恵器』が置かれたコーナーだったので、写真を見返すまで『須恵器のマグカップ』を写真に撮ったと思っていたのですが、こちらの土器は須恵器では無く、正確には『陶質土器』との事でした。
『陶質土器』と言う聞きなれない言葉が気になったので、この文章を書きながら調べてみた所、陶質土器について紹介されたHPと文章を見付けたのでここで紹介したいと思います。
※興味の在る方は下記のリンクより情報を見る事が出来ます。
レファレンス協同データーベース
[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detailpage=ref_view&id=1000101490
陶質土器について知りたい。
なるほど、
博物館で『須恵器』のコーナーに展示していた理由は、この『陶質土器』が『須恵器』の仲間だったからかもしれません。
又、『陶質土器』の仲間としては『須恵器』『信楽』『常滑』『備前』などが有る様です。
(一部、上記のHPより言葉を抜粋致しました。)
上記の文章については、根拠となる書籍の名前が書いているので、今度県立図書館に行って、その本の項目を読んでみたいと思います。
感想
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この写真を撮った時、この独特なくびれを持つマグカップ状のデザインと、表面に施された精緻な櫛描紋が目に止まり、ついつい写真を撮ってしまいました。
陶器市等で見たらついつい買ってしまいそうなデザインだと思います。
又、この土器を見ていると何故か、昔親戚の墓に墓参りに行った時等、故人が使っていた湯飲みが線香立ての前に置いていて、毎回水を変えていた事を思い出しました。
こちらの土器も築池地下式横穴墓群から発掘された遺物なので、1500年前に葬られた誰かが愛用していたマグカップなのかもしれないな~と、しみじみ思いました。
この1500年前に作られたマグカップのデザインに惹かれると言う事は、このマグカップを使用していた人や、作った作者とセンスが似てるのかも知れないと思うと、この様な出会いが有る博物館と言う場所は面白いなーと思います。
今後これらのデザイン等も作品作りに生かせて行けたらと思います。
2023/03/22/1600~1717
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