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海辺の

カフカについて。

発行された頃、単行本で買って、読んだ。
ひどい風邪を引いて治ってきた頃、アパートのベッドで読んだ。
なんとなく面白くて、何度も読んだ。

最近、海辺のカフカについてのあれこれが目につくので、また気になり出した。
調べると、もう20年も前の作品だ。

3年前に引っ越した時に、主な単行本は手放してしまった。
海辺のカフカも手放した。
けれど、どうしても読みたくなって、また購入し、昨日から読んでいる。

あの頃は気づかなかったけれど、最初の段階ですでに『影』についての発言がある。
私はこのところ『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を味わい尽くしたいと思い続けているので、軽く震えた。

きっと、このまま読み続ける。
そして、以前とは違う感想になる。
落ち着いて、読み飛ばさないようにしたい。

他にも読みたいものがたくさんあるけれど、今は『海辺のカフカ』を読む時で、そして、楽しい。
これでいい。