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人の人生の方向性が決まった瞬間を見て、私にとって譲れないことって?と考えた

人の、人生の方向性が決まった瞬間を見たことがありますか?
私はあります。YouTubeでみました。



私には、なぜかずっと見てるYouTuberがいる。その人は女性で、私とだいたい同じくらいの年齢。2016年から活動しているそうで、多分私は2017年からずっと見てるので今年で7年位になります。


日常を楽しく見せるみたいな動画で、とくに最初の方は、ユニクロの購入品紹介とか、ミスドで何が美味しいか、古着屋さん行ったとか、そういうかんじの他愛もない内容だった。それが今ではチャンネル登録者数100万人を超えている、!


年齢が近いので、最初は「同じレベルの友達〜」みたいな気持ちでぼんやり見ていた。
しかし凡庸に暮らす私のテレビモニターの中で、いつの間にか彼女は、動画制作の傍ら、自身のアパレルブランドを立ち上げ、世界中を仕事で飛び回り、有名ブランドのPRをしたり、ブランドとコラボレーションで一緒に商品を作ったり。
まさに「左ききのエレン」みたいな気分。(未読なので雰囲気)


すっかり恐ろしい差をつけられてしまった。むしろ最初から大きな大きな差があったのかも。

私と彼女の差がいつからあったということはさておき、そんな彼女が今の大活躍の前に、すごく悩んでいた時期があった。

彼女が人生の方向性を見つけた瞬間

その悩んでいるのを象徴するのが、2022年12月すごく悩んでて家出した(逃げてホテルに行った)という動画だ。そしてその1ヶ月後の2023年1月にアップされた動画は、その悩みから抜け出したというものだった。
この2本の動画で、私は、人の人生の方向性が決まったところを見た。

動画の中で、彼女はこういうことを言っていた。

YouTube動画作成に行き詰まりを感じる。昔はどうでもいい動画を撮ってたけど、今はこの動画には何の意味がある?と思ってしまって、動画をボツにしてしまう。楽しく無駄な動画を撮ってた初心に戻りたい。YouTubeの他にも色んなプロジェクトがあって、やりたいやりたいと思うことがあっても、行動に移せていない。自分のやりたいことがわからない。自分の夢がわからない。悩んで悩んで。誰にも会いたくない。

でもそういう事を考えていた時に、自分にとって大事なことがあると気づいた。それはコトではなく感情。「ワクワク」だった。こんな自分になりたい、というのは分からないけれど、ずっと「ワクワク」していたい。「ワクワク」することがしたい、と。それに気づいたときに「ワクワク」することをもっとしたいと思ったし、逆に「ワクワク」しないことは、たとえ自分が有名になれるようなことであっても、やらない、と決めれるようになった。

ちなみにこの「ワクワク」は、今の彼女の自社ブランドのコンセプトになっています。


それまでの彼女の動画では、人生に激しく悩む、不安定になる、怒る、自己嫌悪に陥る、みたいなのもちょこちょこあった。

だが、2023年1月の方向性を決めた動画から、いつの間にかそういう自暴自棄な動画みたいなのが減って、穏やかな感じになって、より前に前に進むようになった。そうしていつの間にか見てるこちらがびっくりするような大きな仕事を、どんどん掴んでいった。


麗子ママは言っていた。戦略は哲学に従うと。

話は変わるが、今、私はマーケティング関係を知らなさすぎて、ざっくりでいいから学びたいなと思い、X/Twitterで教えてもらった「銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ」という本を読んでいる。

麗子ママシリーズを現在読んでいる。

その3巻、オレンジ表紙の「営業はエンタメ」に、戦略と戦術の違いが書いてある箇所がある。そこで、戦略の説明としてこう書いていた。

(例として、実際の戦争において、戦うか、他国に協力を求めるか、降伏するか、逃げるか、友好関係を結びなおせる検討するか、といった状況をあげて)
「両者を同時に選択することはできない。どちらか一方しか選べないの。このような選択を行う際に基準となるのは、その人の生き方とか哲学よね。つまり、それって、その人にとっての『真実』なのよ。『真実』を基に、今後の選択を行うことなの。それが、戦略ってことなのよ。だから、戦略というのは、生き方そのものであって、意思のことなのよ」

「だからね、自分の中に、明確な哲学を持っていない人には、戦略を構築することはできないの。それに、そのような人には、戦略というものをきちんと理解することもできないし、戦略の重要性も分からないでしょうね」

「それじゃあ、自分なりの哲学を磨くことね。人生って、そのためにあるんだと思うわよ。だから、一生勉強ね」p108

「銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ 営業はエンタメ」高橋 朗p108


精神論かもしれないけど、自分の中での信念みたいな、行動理念みたいな、そういう真っすぐ見つめる一番星、みたいなのを定めると、様々な戦略の中から一貫した戦略を選ぶことができる。
『事実』を自分の中での『真実』に従って把握し、『現実』の段階に進むことができる、と、この本では書いてあった。

では、私の一番星って、なんだ?

そう思って、自分のことを見つめ直してみた時に、仕事に対して、できればこうしたいと、ずっと思っていたことがあることに気づいた。

それは、「みんなが気持ちよく働けるための環境を整える」だ。

私自身がバリバリに稼いで、私がトップで、私が一番で、私がメインで、ってことは、私にはすごく遠く難しい。
だけど、トップの人や上の人達がスムーズに働けるよう下準備をする。時間的余裕を作る。後輩たちが自分の仕事ができるよう様子を横目でめちゃめちゃ見て、困っていたら助け舟を送る、仕事を任せつつ、ミスが発生してないか成果物を提出する前に、黙ってめちゃめちゃチェックする。他部署や取引先など横の人たちとWin-Winの関係を築けるようにする。そういうことを日々とても気をつけているし、そういうのは自分にとって苦労が少ないことだと気づいた。


この考えを、私は、仕事の友達との会話の中で見つけた。「最近忙しい?今の仕事どう?」と友達に聞かれた時に、「結構今の部署は向いてそう。なんか、みんなが働きやすい環境を整える、みたいなの、私には向いてるみたい」と言ったのだ。
自分でこう言った後、ずっと印象に残ってて、そうか自分は仕事に対してこう思ってたんだな、気づいたのだ。


またこの考えは、元を遡ると、大好きな元上司の発言からきている。元上司は私が新人の頃の上司で、分からない時に質問に行くと、一から十まで時間をかけて教えてくれる人だった(本当に毎回30分は教えてくれていた)。
そんな元上司と飲む時があり、お話していたところ、「みんなが機嫌よう働いてくれるのが一番や〜〜」と言っていたのだ。新人の時にはよくわからなかったが、今は身にしみてわかる。会社で、組織として働く場合、チームがスムーズなことはめちゃめちゃ重要。

また、「みんなが気持ちよく働けるための環境を整える」は、家族にも言える。旦那さんが気持ちよく働けるように。子どもがやりたいことができるように。仕事だけでなく、好きな趣味のことも気持ちよくできるように。そしてみんなには自分も含まれていて、自分が気持ちよく働ける(好きな趣味なことができる)ように。

そうなるように日々動いているし、今後もそうしていきたい。きっとこの考えは、今の時点での、私の一番星なんだろう。

麗子ママいわく、その人の哲学がわかれば、戦略を構築することができるそうだ。私の一番星の方向に進めような戦略を構築できるかどうか。やってみる。

自宅の窓から星が見えた


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