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昔々、宝塚歌劇に出会った頃の話。

私は、ファン歴20数年の宝塚ファンです。
コロナ禍のはじめのころ、過ぎていく時間だけがたくさんあったころに、皆さん部屋の片付けなどしていたかと思いますが、私もあふれるチケットの半券を整理しながらふと、宝塚ファンとしての自分過去の記憶もどんどん薄れていってしまうような気がするな、なにか文章にでもしようかな、でもな…とグルグル考えては、また今度にしよう、などと思いながら過ごしていたら、あっという間に数年。どなたか、このnoteにたどり着いて読んでくださることがあったら、「この人の個人的な記録」と思ってほしいです。

一時期、ブログなるものをやっていたとき、まだ若かった私は、観劇の感想などをゆるゆると綴っていたのですが、そこにくる他人からの心ないコメントに心を痛めることが多くなりぷっつりやめてしまいました。
今なら、そんなことを赤の他人に言われようが関係なく自分の想いを綴ればよかったのにと思いますが当時はムリで…

物事には、色々な面があるし、同じものを見ていても人それぞれに感じ方が違う。
それは当たり前のことなのですが、こんな風に思えるようになったのは最近のことで、年齢を重ねて社会経験をつんではじめて思えることもあるんだな、と感じていました。

初めてのタカラヅカ

私がはじめて宝塚歌劇の舞台を観たのは、中学生のころ。全国ツアーで近所のホールにきた星組が初観劇です。母が観たかったんだと思いますが、チケットを確保して家族で観に行って、大感激!…の記憶は実はなく、「ふーんなるほど、宝塚ってこんな感じなのか!」とだけ思ったことだけ覚えていて、その後、特になにも数年。
がんばれば東京宝塚劇場に行ける距離の実家だったのですが、そのときはまったくハマらずでした。

ありがたいことに、舞台は母が好きだったようで小さい頃から子供向けのミュージカルや、ピアノ演奏会、バレエなどの舞台鑑賞はよく連れて行ってもらっていましたので、劇場や舞台そのものは特別に好きでした。

そして高校生になり、それもたぶん2年か3年になったころ、クラスメイトが急に、「宝塚歌劇が好きなの!」と言い出したのをきっかけに、なぜか私も興味をもちはじめました。
いまでもなぜそんなに興味をもてたのか、謎のままです…好きなものとの出会いなんてそんなものなのかもしれません。
歌劇(月刊誌)を買ったりチケットの取り方がわからなかったので、とりあえずその辺のことを知らないかと周りに聞く日々。音楽科だったこともありクラスメイトや先生にきくと、友だちが宝塚を受験した、とか、知り合いがいるよ、とか、けっこう情報収集ができたことと、80周年付近ということもあってメディアでも目にすることがあったり、と東宝での観劇デビューまでは、あっという間でした。

そして東京宝塚劇場での初観劇の日がやってきます…

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