2022年、振り返っとこ
2022年を振り返る。
なんとも怒涛の年でした。
今年は「ピンチをチャンスに」がテーマだったと思います。
まず大きかった出来事としては妊活です。去年末からクリニックで不妊治療を始めたもののなかなか成果が出ず。年明けはそろそろ体外受精に踏み切ろうかと考えているところでした。
不妊治療って大変ですね。
体の負担はもちろん、精神的にもかなり削られました。子供ができないという不安や、行き先の見えない焦りに加えて私を悩ませたのはキャリアのこと。今の会社をやめてキャリアチェンジを考えていたのですが、治療に時間を割くため、新しい会社への転職も踏み切れず、毎日もんもんと過ごしていたと思います。
プライベートでも参加したかったダンスの発表会は断念。今は治療が優先だと自分に言い聞かせていましたが、いつも一緒にいた仲間たちが必死に練習をしている姿をみていると、取り残されたような気分になってしまいました。
いつまでこんなことを続けるんだろう。子供が欲しかったはずなのに、別の事で苦しんでいて、一体自分は何が欲しいのかわからなくなってしまいました。
ミーニングノートとは、良いことも悪いことも全ての出来事をチャンスと捉え、意味づけをしていく。それを毎日言語化して貯めておくことで、振り返った時に悪く思えた出来事であってもプラスに繋がっていると自分自身で気づくことができる、というノートです。
私はその日から毎日ミーニングノートに1日3つのチャンスを書き込んでいきました。その日の出来事を言語化すると、自分が何に悩んで、何をしたかったのかが自分自身で分析できるようになりました。
特に感じたのは、妊活のせいで動けない思っていた時間は、何もできない時間ではなかったのです。確かにできないことはあるけれど、できることもあるはず。今できることはどんどん挑戦していこうと考えるようになりました。
それからは新しい分野の勉強に力を入れたり、今まで挑戦したことの無かったジャンルの発表会に勇気をもって飛び込んだり、自分が出れない分は友人の舞台をたくさん見に行ったり。いまできることを模索しながら走り抜けました。そこで出会った人々や得られた知識、感情は今の私の宝物になりました。
今ノートを見返してみると、嫌な出来事でも、捉え方次第で自分を変えるためのチャンスに変わったのを実感できました。
そしてなんと、治療の結果、私たち夫婦の間に小さな命が舞い降りてきてくれました。約1年間の不妊治療、満を辞して挑んだ体外受精の末の命です。
1回目は失敗に終わったので、半ば諦めかけて、子供のいない人生について考えているところの成功でした。正直、嬉しいというよりは実感がなく、戸惑いの方が大きかったです。
もうダメだろうなと思って、いろいろ予定を入れてしまったこともあり、今後どうしようか、周りになんて言おうかと考えてしまいました。
あんなに望んだことなのに、いざ手にしてしまうと戸惑うなんで、身勝手なことだと思います。でもそれだけ驚きだったのも事実です。
幸い赤ちゃんは順調に育ち、現在7ヶ月を迎えました。初期のつわりはほとんどなかったのに、中期以降は体調不良に悩まされて思うように動けない日々を味わいつつ過ごしています。
妊娠してから気づいたこと。
私は妊娠を特定の人にしか伝えていませんでした。無事に生まれてくるかもわからないし、自分自身が不妊で悩んでいたので、他の人の妊娠報告を聞くのが辛い時期もあったからです。
そして、妊娠したら色々なことを変えなければいけないと思い込んでいたのです。妊娠中や育児に使える時間も限られてくるから、キャリアも一度中断して子育てに専念、好きなダンスも子育てが落ち着くまではお休みしなくてはならない。そんな風に勝手に思い込んでいました。
しかし、相談した上司や友人に言われたのは、
「やれる範囲でやりたいことをやればいいじゃない、もちろん身体が大事だけど諦める必要はなくない」という言葉でした。
海外では妊娠・出産が弊害になりにくいのに日本は考え方が遅れている、なんて思っていましたが、本当にそう思い込んでいたのは私自身だったのです。
少なくとも私の周りは受け入れてサポートし、私のやりたいことも応援してくれました。一人で篭って考えていた自分は強烈なステレオタイプだったと気づきました。
なかなか自分のことを人に話すのが苦手な性格なのですが、これからは自分がどうしたいか、どう考えているか、どんどん人に伝えていきたいです。
そして自分から発信することで夢を叶えていきたいと思います。
妊娠中でも、育児中でも、何歳になっても好きなことには真っ直ぐでいたいです。
もうあれこれ考えて回り道するのはやめます。
人生まだまだ長いですが、時間は有限ですから。
これから先は、自分の大事な人たちのため、そして自分の夢のために生きていこうと決めた年になりました。
ありがとう、2022年
よろしくな、2023年と新しい家族、新しい自分。
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