140字小説 「白と黒」
深夜、子供が徘徊していた。男が保護すると、ずいぶんお腹を空かせていた。食べ物を与えようとすると「一日一膳じゃないと、サンタさん来てくれない」と言われた。さらに今日の夜は家に帰って来るなと言われたらしい。男は電話をかけた。「ワシじゃよ。相手は子供じゃないが頼む。ああ、徹底的にのう」
深夜、子供が徘徊していた。男が保護すると、ずいぶんお腹を空かせていた。食べ物を与えようとすると「一日一膳じゃないと、サンタさん来てくれない」と言われた。さらに今日の夜は家に帰って来るなと言われたらしい。男は電話をかけた。「ワシじゃよ。相手は子供じゃないが頼む。ああ、徹底的にのう」