精油の話し。自己責任という使い方
久しぶりの投稿です!
ようやく立ち上がる気持ちになれた、といった
ところでしょうか。
立ち上がった私は時間もあり、精油についての
調べものなどを再び始め、びっくりしたことが
ありました。今日はそのお話しです。
まず、精油の飲用についてです。
私が勉強し始めた頃は、精油を飲もうなんて考え
る人はそうそういなくて、話題になることがまず
ありませんでした。
そんな感覚のままネットで目にしたのが、飲み物
に混ぜたり、食べ物に数滴落としたり、といった
ものです。ひぇ~ってなりました。
もし万が一、精油が口に入った時は、すぐに水で
すすぎ、洗い、お医者さんに学名を提示して診て
もらう、初めの頃はそう教わり、今でもそうゆう
記事を見かけています。
これをゼロとするならば、飲用なら数滴は体内に
入れるわけです。
個人の見解であったとしても、これを同時に見た
としたら、混乱しても仕方ないなと思います。
この幅は何だろうと驚きました。
これが次に、「自己責任」の話しに繋がります。
精油には、いろんな作用を持った成分がぎゅっと
詰まっています。
これが、規制の無い雑貨の扱いである以上、
精油をどう使うかは自己責任です。
それだけに、自己責任という言葉に委ねられた
ものはとても大きいと、いつも思っています。
例えば私だと、まず精油が効き過ぎる。
あまりよく知らなかった頃、鎮静成分の多い
精油でブレンドを作ったら、いきなり目も開けて
いられないくらいに眠くなったことがあります。
もしそのブレンドを私が外出前に香らせていたと
したら、お出掛けは無理だったでしょう!
効きもよく、身体の小さい私は、オイルやジェル
を作る時にも、濃度は通常の半量にします。
芳香浴でも、毎日のように香らせておくことは
しないです。多用しません。
自分にとってどんな使い方が良いのかは、
それぞれ違うのだと思います。
ここのところの理解が、「自己責任」なのだと
私は思っています。
人に勧める時にはものすごく慎重になるべき、
大切なところです。
そして、慎重になる理由です。
精油は、原料の育った土地や気候、蒸留法などで
成分に違いが出ることは以前にお話しした通り、
天然成分だからこそ、ですよね。
だからこそですが、その効果とリスクを証明する
ことは難しくなります。
あるイベントで精油の販売をしていた時に、
こんなことがありました。
主催者側の人がパンフレットを調べて、
「虫の忌避効果とは、何科、何目の虫なのかを
明記するように。」と言われたのです。
なるほどな。
対象がはっきりして、ようやく「効果」と言える
のでしょうし、エビデンスは必要でしょう。
もちろん、安全性の証明は重要なことです。
むしろ自分自身が知りたいことですから、
機会があればその道の方に質問したりしますが、
これ!といった答えに巡り合うことは稀です。
まだ解明されていないことの方が多くある中で
私が学んできたことは、
毒性を知ることは、適正を知ることにつながる。
科学を知ることは、特性を知ることにつながる。
ということでした。
成分を知っておくと、それをどのくらい使っても
大丈夫なのかがわかってきますし、
原料を蒸留した時に、成分はどう変化して、その
精油が出来るかを教えてくれたのは化学でした。
リスクにも、安全性についても、こうだ!と
言い切ることは出来ないけれど、
常に予測は立てられるようにしておこうという
のが自分の考え方です。
そしてその予測は一人一人に違いがあるものだと
思い、慎重に向き合うべき理由となります。
もし、精油のことで悩む方がいらっしゃったら、
(そんな記事を見かけ、気になりまして。)
こんな考えもあるのだなと思っていただけたら
嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。