ワーネバというゲームのキャラに愛情を注がずにはいられない
イラストレーターのみずきのりんごです。
今日は、ゲームキャラへの愛情について書いてみます。
ワーネバが大好き!
私はワールドネバーランドという架空人生シミュレーションゲームのシリーズを長く遊んでいます。
初めて出会ったのは学生のころ。
ワーネバは架空人生シミュレーションというジャンルの通り、操作するキャラクターの人生をプレイヤーとして一緒に歩んでいくゲームです。
簡単に説明すると
という感じのゲームです。
詳しく語った記事もあるのでお時間おありでしたらぜひ
最新作のゲームはこちら
前置きが長くなりましたが、今回はそのワーネバで生み出されたキャラがとても大好き!!!というお話です。
ワーネバのキャラは唯一無二
ワーネバは殆どのシリーズに、初期国というものが用意されています。
同じ国王・同じ国民・同じ家族構成…といった感じで、ゲームスタート時点での構成が決まっています。
ワーネバの面白いところは、その初期国に降り立った時点から、プレイヤー個別のデータになることです。
初期国にいる、いわゆる初期国民と言われるNPCたちはゲーム開始時点までは誰のデータでも同じ状態です。違うのはそこから先、ゲーム内の時間が進むたびに、NPC独自の思考や行動によってプレイヤー別に道筋が変わっていきます。
NPCたちはまるで中に人でもいるかのように動きます。そしてゲームをリセットするとほぼ同じ行動が再現されません。
国民NPC100~400人弱が個々に動くため、プレイ時間が積み重なっていくことで、遊んでいるデータは唯一無二のデータになっていくわけです。
人生シミュなので、PCもNPCも結婚して子供が生まれたりします。
その子供もランダム生成なので、ほぼ同じ子供は生まれません。同じ両親のデータでも生まれる子供は毎回違います。リアルと同じですね。
そのため、初期国民ではない、プレイ開始後にランダム生成で生まれた子供は「オリジナル国民」と呼ばれたりします。そのプレイデータにしか存在しない子供だからですね。
なので、オリジナル国民はそのプレイヤーさんにとって唯一無二の子になるのですが、これがほんとに可愛いです。
唯一無二だから余計に可愛い
私の場合ですと、最新作のエルネアはiOS版を初期から遊んでいるため、数々の不具合に遭遇しました。
最初は年の差で結婚したものの、子供が授からず、配偶者が亡くなっても再婚もできないという仕様だったため、バッドエンドコースまっしぐらでした。
(子供が授かると、その子供に操作権を移せるので子々孫々遊べますが、移せない場合はそのまま寿命を全うするエンディングコース。そのあと引き続き同じデータを新しいキャラで遊ぶことができます)
そこを運営さんの救済のおかげで子供を授かることができ(今でも圧倒的感謝)、現在は最初に操作したPCからそのPCの子へ、数えて6代目まで子孫繁栄しております。
エルネアはスマホ版とSwitch版がありますが、どちらも更新が入っているため、その時々の更新バージョンによって仕様が変わっていたりします。
その仕様の影響を度重なり受けている私のデータは、二度と似たものを再現できないデータになっています。(現行バージョンでは子が生まれず断絶する家が存在するなど)
だからこそ、というのもありますが、唯一無二のデータである自分の国と、そこに住まう子供たちが愛しくて仕方がないです。
私のデータまるごと推し!!
そういっても過言ではないです。
プレイ頻度こそ落ちたものの、定期的に愛を叫んでいます。
ゲーム体験からのスタート
自分が遊んでいるデータは唯一無二とはいえ、基本はゲーム上の産物です。
なので、唯一無二といえども、そこから生まれた創作はすべて二次創作になるのですが、これがまた個人差がよく出て非常に面白いのです。
通常一次創作は自分でいちから生み出すものですが、ワーネバは二次創作なので、まず最初にゲームとしての体験があります。
ゲーム上で起こった出来事。PCとNPCとの関係性、NPC同士の関係性、試合で勝った負けた、誰と誰が付き合った、結婚した、子供が生まれたetc
ゲーム中でPCの目を通して体験したものを、プレイヤーそれぞれの解釈などを入れて物語に起こしたり、今だとスクショでシェアしたりします。
そのゲーム内での体験は、データ自体が唯一無二なので、体験自体も唯一無二になります。
同じものが殆ど再現できないうえ、NPCたちも独自に動いているので、NPCが予想外の行動をとったり、「え!?そんなことある!?」「絶対ゲームの中に人がいるやろ…」みたいな、ゲームならではの驚きや感動の体験が、プレイ中にたくさん詰まっています。
私もゲームが生み出してくれる奇跡的な体験を、毎回泣いたり爆笑したりして味わっています。
だからこそ本当に面白く、そして同じものが存在しない、一度きりのものだからこそ、心を強く揺さぶられます。
そもそもゲーム自体、遊んでいる人によって全く体験が違うのは当然なのですが、シミュレーションゲームであることで、より一層際立っているように思います。
私と同じ状態のデータを再現して体験してください、というのがそもそも不可能なので、より自身のゲーム体験を大切に感じます。
生まれるキャラへの愛情
そんな風に体験してきたゲームの中で生まれたキャラクターたちへの愛情は、正直かなり深いです。
頭おかしいんじゃないの?って感じだと思います。
(実際発狂モードになっていたときは、我ながらこいつ大丈夫かと思うレベル)
唯一無二だからこそ可愛い!!!というのは勿論あります。
加えてそのキャラが生まれてくる前、そして亡くなるところまでの一生をそばで見ることが殆どなので、気分は親!果ては神のような目線になってしまいます。
ゲーム中、このキャラはこういう風に生きてきたというのを、実際のキャラの行動としてみることが多いです。
そこから、このキャラはこういう性格だからこういう行動をしたんだろうな、とか想像を膨らませたりします。
そうやって接するうちに愛情がわいてしまって、可愛い!!大好き!!になってしまいます。
ゆりかごから棺桶まで。キャラの一生をみるので、寿命を全うして亡くなったときなどは、それはそれはとても悲しいしへこみます。
特にスマホ版のエルネアはバックアップを分けておくことができません。
一度進んでしまうと戻れないため、そのキャラと接するのはその一度きりになってしまいます。
(定期的にサーバー上にバックアップをとれますが、それも1つだけ。かつゲーム内4日毎にされるので、4日以上前に戻ることができない)
このキャラを看取ったらもう二度と会えない…ということを幾度も繰り返してきました。
それでもプレイを続けるのは、新しく生まれてくるキャラクターが新しい物語を紡いでくれるから。
そうやってキャラからキャラへバトンを渡しながら遊んでいくゲームがワーネバなのです。
なぜこんな話をしたのか
と、いう理由なのですが、自分のデータをみていたら、可愛がっていたPCの子供たちの髪が真っ白になっていて、もうすぐ寿命かな、と感じたからです。
プレイが一度きりなのと同じように、私のワーネバ創作も一度きり。
その時に生きているキャラを愛して、次にバトンが渡されたキャラへとまた愛情を注ぐタイプです。
亡くなったあと懐かしんだり、振り返って整理して創作することはあれど、その瞬間を大切にすることが多いです。
「今生きているキャラを記録として残すことを使命」というと大層ですが、ライフワークにしているところがあります。
唯一無二のキャラの記録を沢山絵として残したいけど、筆が遅い!
絵が下手だからうまく表現できない!!
と感じて、絵が上手くなろうとやってきたのもあったなーと。
この記事を書くにあたり改めて思い出したりしました。
ワーネバはいいぞ
と呟きつつ、これからもゲーム体験をもとにして創作したいなぁと思ったし、ちゃんと記録を残していきたいなぁと再認識したのでした。
やりたいことが山積みなのですが、しっかりと記録を残す時間を作りつつ、これからもマイペースにワーネバを遊んでいきたいと思います!
なんだかんだ私の原点なシリーズなので、これからも応援しておりますし、いつも圧倒的感謝…の気持ちです。
スマホ版は気軽に遊べるのでもしご興味あったら是非!!!
と宣伝しつつ、今日の記事は終わります。
好きなことだと長くなってしまう……
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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